~bzr-pqm/bzr/bzr.dev

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  • Committer: Canonical.com Patch Queue Manager
  • Date: 2010-09-29 22:03:03 UTC
  • mfrom: (5416.2.6 jam-integration)
  • Revision ID: pqm@pqm.ubuntu.com-20100929220303-cr95h8iwtggco721
(mbp) Add 'break-lock --force'

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removed removed

Lines of Context:
 
1
.. This file is autogenerated from the output of
 
2
..     bzr help topics
 
3
..     bzr help commands
 
4
..     bzr help <cmd>
 
5
..
 
6
.. Generation time: 2009-01-09 07:03:09 +0000
 
7
 
 
8
##########################
 
9
Bazaarユーザーリファレンス
 
10
##########################
 
11
 
 
12
:Version:   1.11
 
13
:Generated: 2009-01-09
 
14
 
 
15
.. contents:: :depth: 2
 
16
 
 
17
-----
 
18
 
 
19
このチュートリアルについて
 
20
##########################
 
21
 
 
22
このマニュアルはBazaarのオンラインヘルプから生成されました。オンラインヘルプのシステムを
 
23
利用するためには次のコマンドを試してください。
 
24
 
 
25
    よく使われるコマンドの一覧を含めて紹介します::
 
26
 
 
27
        bzr help
 
28
 
 
29
    トピックの一覧とそれぞれの要約::
 
30
 
 
31
        bzr help topics
 
32
 
 
33
    コマンドの一覧とそれぞれの要約::
 
34
 
 
35
        bzr help commands
 
36
 
 
37
    特定のトピックもしくはコマンドに関する詳細な情報::
 
38
 
 
39
        bzr help topic-or-command-name
 
40
 
 
41
次のウェブサイトはBazaarに関する詳細な情報を提供します:
 
42
 
 
43
:ホームページ:                     http://bazaar.canonical.com/
 
44
:公式ドキュメント:                 http://doc.bazaar.canonical.com/
 
45
:Launchpad:                     https://launchpad.net/bzr/
 
46
 
 
47
概念
 
48
####
 
49
 
 
50
ブランチ
 
51
=========
 
52
 
 
53
ブランチは、すべての履歴を含む、プロジェクトの状態で構成されます。
 
54
すべてのブランチは関連づけされたリポジトリ(ブランチの履歴が保存される場所)を持ちますが、
 
55
複数のブランチは同じリポジトリを共有することもあります(共用リポジトリ)。
 
56
ブランチはコピーしたりマージしたりできます。
 
57
 
 
58
関連コマンド::
 
59
 
 
60
  init    ディレクトリをバージョン管理されたブランチに変更する。
 
61
  branch  ブランチの新しいコピーを作成する。
 
62
  merge   3方向マージ (3-way merge) を実行する。
 
63
 
 
64
 
 
65
チェックアウト
 
66
==============
 
67
 
 
68
チェックアウトはブランチに結びつけられたソースツリーなので、
 
69
ソースツリーにコミットするときに、コミットの内容はブランチに格納されます。
 
70
必要になるまでBazaarの分散型機能の一部を無視して、よりシンプルに、集中型のワークフローを利用できます。
 
71
共用リポジトリでチェックアウトを利用することはSVNもしくはCVSでの作業とよく似ていますが、同じ制限を持ちません。
 
72
そしてチェックアウトを利用することで望むワークフローがなんであれ他の人もプロジェクトに取り組むことができます。
 
73
 
 
74
チェックアウトはbzr checkoutコマンド("help checkout"を参照)によって作成されます。
 
75
これに別のブランチへのリファレンスを渡し、マスターブランチからのチェックアウトを作成したブランチへのリファレンスを
 
76
まだ含むローカルコピーを作成します。
 
77
 
 
78
何かコミットをすればこれらは他のブランチで最初に作成されます。
 
79
これによって作業内容のインスタントミラーが作成されるもしくは
 
80
それぞれの開発者が共同で作業して他の人の変更を継続的に統合するロックステップ開発を円滑にします。
 
81
 
 
82
しかしながらチェックアウトはまだBazaarの第一級のブランチで、すべての履歴をローカルで保存できます。
 
83
第一級のブランチがあるので、ローカルにコミットすることもできます。
 
84
たとえば、ネットワーク接続による一時的な遅延を回避したいのであれば、ローカルでもコミットできます。
 
85
これを行うには --local オプションを使います。
 
86
次にローカルではないコミットを行うときにすべてのローカルコミットはマスターブランチに行われます。
 
87
 
 
88
共用ブランチからのチェックアウトを使用しているとき、周期的に他の人による変更をすべてpullしたくなります。
 
89
これは"update"コマンドによってできます。
 
90
ローカルではないコミットの前に変更が適用される必要がありますが、
 
91
Bazaarは変更が存在することを伝え必要なときにこのコマンドを使うように提示します。
 
92
 
 
93
checkoutコマンドに--lightweightフラグを渡すことで"軽量"チェックアウトを作成することも可能です。
 
94
第一級のブランチではなく、主に作業ツリーで構成されるという点で、軽量チェックアウトはSVNのチェックアウトにより近いです。
 
95
履歴のオペレーションはマスターブランチに問い合わせをしなければならないので、
 
96
ネットワーク接続が関わる場合遅くなる可能性があることを意味します。
 
97
また、ローカルブランチを持たないので、ローカルでコミットできません。
 
98
 
 
99
マスターブランチに高速で信頼性のあるアクセス権限があるときに軽量チェックアウトは最も良く動作します。
 
100
マスターブランチが同じディスクもしくはLAN上にあれば、(ブランチのコピーの更新だけが必要なので)
 
101
リビジョンを変更するどのコマンドでも軽量ブランチは重量ブランチよりも速くなることを意味します。
 
102
一般的に重量チェックアウトは速いですが、マスターブランチが同じディスク上のあるときは、顕著な違いはありません。
 
103
 
 
104
チェックアウトの別の使い方はブランチを格納するツリーなしのリポジトリで使うことです。
 
105
ここでは異なるブランチに取り組むときチェックアウトが指定するマスターブランチを切り替えることで
 
106
1つの作業ツリーだけを維持します。
 
107
 
 
108
明確にチェックアウトにコミットするにはマスターブランチへの書き込み権限が必要です。
 
109
マスターブランチはsftp://といった書き込み可能なプロトコルでアクセスしなければならないので、
 
110
相手方で書き込み権限をもたなければならないことを意味します。
 
111
チェックアウトはローカルファイルシステムでも機能するので、すべての問題はファイルのパーミッションです。
 
112
 
 
113
"bind"コマンド("help bind"を参照)を使用することでチェックアウトのマスターを変更できます。
 
114
これによってコミットが送信される位置が変更されます。
 
115
bindコマンドはブランチをheavyチェックアウトに変換するためにも使用できます。
 
116
すべてのコミットがローカルで行われるようにheavyチェックアウトを通常のブランチに変換したい場合、
 
117
"unbind" コマンドを使用できます。
 
118
 
 
119
関連コマンド::
 
120
 
 
121
  checkout    チェックアウトを作成する。軽量チェックアウトを得るには --lightweight を渡す
 
122
  update      マスターブランチの変更をあなたのチェックアウトにpullする
 
123
  commit      マスターブランチに送信されるコミットを行う。
 
124
              重量チェックアウトであれば --localオプションによって
 
125
              マスターにコミットを送信せずにチェックアウトにコミットされます
 
126
  bind        送信されるチェックアウトにコミットされるマスターブランチを変更する
 
127
  unbind      コミットがローカルだけで行われるように重量チェックアウトをスタンドアロンのブランチに変換する
 
128
 
 
129
 
 
130
クリスクロス
 
131
============
 
132
 
 
133
ブランチの履歴のクリスクロス(Criss-cross)は通常期待されるよりも多くのコンフリクトを出すデフォルトのマージテクニックを必要とします。
 
134
 
 
135
複雑なマージの場合、 ``bzr merge --lca`` もしくは ``bzr merge --weave`` ではよりよい結果になるかもしれません。
 
136
作業ツリーを ``bzr revert`` して再度マージしたいと願うかもしれません。
 
137
代わりに、特定の衝突しているファイル上で ``bzr remerge`` を使います。
 
138
 
 
139
2つのブランチが同じものをマージしてお互いにマージし合う場合、
 
140
もしくは2つのブランチが同時にお互いをマージする場合、クリスクロスはブランチの中で発生します。
 
141
それぞれのブランチが目的の集中型ブランチからもしくはそのブランチからのみマージすることでこれらを回避できます("star topology")。
 
142
 
 
143
マージが動作する方法のためクリスクロスは問題を引き起こします。
 
144
Bazaarのデフォルトマージは三方向マージです; OTHERをTHISにマージするには比較、BASE用の基本を見つけなければなりません。
 
145
BASEを利用することで、THISとOTHERの違いが行を追加するワンサイドか、行を削除する別のサイドによるのかを決定できます。
 
146
 
 
147
クリスクロスはベースに関してよい選択肢がないことを意味します。
 
148
最近のマージポイントを選択することはワンサイドの変更を少し廃棄してしまう可能性があります。
 
149
(Bazaarが行う)古いマージポイントを選択することは余分な衝突が発せられることを意味します。
 
150
 
 
151
``weave`` マージタイプはこの問題の影響を受けません。
 
152
このタイプは違いの原因を決定するためにベースのリビジョンの代わりに行を起点とする検出方法を利用するからです。
 
153
 
 
154
 
 
155
ストレージフォーマット
 
156
=======================
 
157
 
 
158
古いクライアントが不正にデータにアクセスしないことを保証するために、
 
159
Bazaarのポリシーでは新しい機能が新しいメタデータを追加する必要があるときに
 
160
新しいフォーマットを導入することにしています。新しいストレージフォーマットは
 
161
パフォーマンスとスケーラビリティを改善するために導入することもあります。
 
162
 
 
163
フォーマットを選ぶために次のガイドラインを利用します(条件がtrueであると同時に停止):
 
164
 
 
165
* 既存のプロジェクトに取り組んでいる場合、プロジェクトが利用しているものを使用します。
 
166
  (デフォルトでBazaarはあなたの代わりにこれを行います)。
 
167
 
 
168
* Subversionリポジトリと連携するbzr-svnを利用している場合は、
 
169
  1.9-rich-rootを使用します。
 
170
 
 
171
* 大きなツリー(5000以上のパス)もしくは深い履歴(5000以上のリビジョン)を持つ
 
172
  プロジェクトに取り組んでいるのであれば、1.9を使用します。
 
173
 
 
174
* さもなければ、デフォルトのフォーマットを使用します。大抵のプロジェクトはこれで十分です。
 
175
 
 
176
(ディストロのパッケージを利用しているなどで)最新のBazaarを利用できない開発者がいるのであれば、
 
177
それに応じてガイドラインを調整してください。
 
178
たとえば、プロジェクトがBazaar 1.7を標準化している場合、1.9の代わりに1.6を選ぶことが必要です。
 
179
 
 
180
注: 現在サポートされるフォーマットの多くは2つのバリアントを持ちます:
 
181
plainのものとrich-rootのものです。
 
182
後者はツリーのrootに関する追加フィールドを含みます。
 
183
rich-rootフォーマットを利用する際にパフォーマンスコストはありませんが
 
184
rich-rootフォーマットからの変更をplainフォーマットに簡単にマージできません。
 
185
結果として、すべての投稿者がほぼ同時にリポジトリをアップグレードする必要があるので、
 
186
プロジェクトをrich-rootフォーマットに移行させるには調整が必要です。
 
187
(これまでのところrich-rootフォーマットをデフォルトにすることを遅らせてきた理由です。
 
188
将来の適切な時期にこれを行います。)
 
189
 
 
190
現在サポートされるフォーマットの完全なリストに関しては ``bzr help current-formats`` を参照してください。
 
191
利用可能で実験上もしくは廃止されたフォーマットに関しては ``bzr help other-formats`` を参照してください。
 
192
 
 
193
 
 
194
パターン
 
195
========
 
196
 
 
197
Bazaarはさまざまな時点でマッチするファイルを使用します。
 
198
たとえば、 ``add`` コマンドは無視するパターンにマッチするファイルとスキップし
 
199
プリファレンスはルールパターンを使用するファイルに関連づけできます。
 
200
パターン構文は下記のとおりです。
 
201
 
 
202
パターン上のトレーリングスラッシュは無視されます。
 
203
パターンがスラッシュを含むもしくは正規表現である場合、ブランチのroot全体から比較されます。
 
204
さもなければ、これはパスの最後のコンポーネントのみと比較されます。
 
205
rootディレクトリの中のファイルのみにマッチさせるには'./'を用意します。
 
206
絶対パスを指定するパターンは許可されていません。
 
207
 
 
208
パターンは次のようなglobのワイルドカードを含むことができます::
 
209
 
 
210
  ? - '/'以外の単独文字にマッチする
 
211
  * - '/'以外の0かそれ以上の文字数にマッチする
 
212
  /**/ - パスの中のゼロかそれ以上のディレクトリにマッチする
 
213
  [a-z] - 文字のグループの範囲内からの単独の文字にマッチする
 
214
 
 
215
パターンはPythonの正規表現にもなります。
 
216
正規表現のパターンは 'RE:' の接頭辞で始まる正規表現で識別されます。
 
217
正規表現のパターンは名前つきもしくは番号つきのグループを含むことはできません。
 
218
 
 
219
 
 
220
リポジトリ
 
221
===========
 
222
 
 
223
Bazaarのリポジトリはコミットされた情報が保存される場所です。
 
224
すべてのブランチと関連づけされたリポジトリが1つ存在します。
 
225
 
 
226
リポジトリは一種のデータベースです。
 
227
通常、パフォーマンスのためにBzrはこれを自動的に維持しますが、ある状況(たとえば短い期間にとても多くのコミットを行う)
 
228
 
 
229
データベースのインデックスを最適化するようbzrに求めるとよいでしょう。
 
230
これは'bzr pack' コマンドによって行われます。
 
231
 
 
232
デフォルトでは 'bzr init' を実行するだけで新しいブランチの中でリポジトリが作成されますが、
 
233
同じ位置で情報を共有するために複数のブランチを許可する共用リポジトリを作成することが可能です。
 
234
新しいブランチが作成されたとき使用できる共用リポジトリが存在するかどうかを最初に確認します。
 
235
 
 
236
同じプロジェクトのブランチが1つのリポジトリを共有するとき、一般的にスペースが大きく節約されます。
 
237
(たとえばリポジトリの範囲内でブランチを作成するなどの)いくつかのコマンドに対してこれは大きな時間の節約になります。
 
238
 
 
239
共用リポジトリを作るには、init-repositoryコマンド(もしくはエイリアスのinit-repo)を使います。
 
240
このコマンドは作成するリポジトリの位置をとります。
 
241
このことは'bzr init-repository repo'によって'repo'という名前のディレクトリが作成され
 
242
その中に共用リポジトリが格納されることを意味します。
 
243
このディレクトリの中に作成された新しいブランチはストレージ用にそれを使用します。
 
244
 
 
245
1つ以上のプロジェクトのブランチを作成するときに1つのリポジトリを作成することはよい考えです。
 
246
これは開発を行っている作業領域と、ホスティングプロジェクト用のサーバー領域の両方にあてはまります。
 
247
後者の場合、作業ツリーなしのブランチが欲しいことは良くあります。
 
248
ブランチのファイルは直接編集されないので作業ツリー用にディスクスペースを使い切る必要はありません。
 
249
作業ブランチを持たないリポジトリを作成するには、 'init-repository'に'--no-trees'オプションを渡します。
 
250
 
 
251
関連コマンド::
 
252
 
 
253
  init-repository   共用リポジトリを作成する。
 
254
                    新しいブランチが作業ツリーを作成しないものを作成するには--no-treesを使用する。
 
255
 
 
256
 
 
257
ルール
 
258
=======
 
259
 
 
260
紹介
 
261
-----
 
262
 
 
263
ルールはiniファイルフォーマットで定義されます。
 
264
セクションはファイルのglobパターンでそれぞれのセクションの内容は
 
265
そのパターンにマッチするファイル用のプリファレンスです。例です::
 
266
 
 
267
    [name *.bat]
 
268
    eol = dos
 
269
 
 
270
    [name *.html]
 
271
    keywords = escape
 
272
 
 
273
これらのようなプリファレンスは選択されたブランチの中で
 
274
選択されたファイル用にカスタムのふるまいを提供したいコマンドとプラグインに役立ちます。
 
275
 
 
276
 
 
277
ファイル
 
278
---------
 
279
 
 
280
すべてのブランチ用のデフォルトルールはオプションの ``BZR_HOME/rules`` ファイルで定義されます。
 
281
 
 
282
ルールのパターン
 
283
-----------------
 
284
 
 
285
パターンは順序づけされ1つマッチすると共に検索は停止します。
 
286
結果として、より明確なパターンをファイルのトップの方に置くべきです。
 
287
ルールパターンは無視パターンとまったく同じ仕様を利用します。
 
288
詳細は ``bzr help patterns`` を参照してください。
 
289
 
 
290
注: 角かっこを含むパターンはそれらが正しく解析されるようにクォートで囲まなければなりません。
 
291
 
 
292
 
 
293
スタンドアロンのツリー
 
294
=======================
 
295
 
 
296
スタンドアロンのツリーは関連リポジトリを持つ作業ツリーです。
 
297
他に依存していないので、これは独立して利用できるブランチです。
 
298
(bzr initを通して)スタンドアロンのツリーの作成は
 
299
既存のプロジェクトをバージョン管理の元に置くための最も速い方法です。
 
300
 
 
301
関連コマンド::
 
302
 
 
303
  init    ディレクトリをバージョン管理下にあるブランチにする。
 
304
 
 
305
 
 
306
同期化がずれているブランチ
 
307
==========================
 
308
 
 
309
チェックアウト、ツリーもしくはブランチを軽量ブランチに再設定するとき、
 
310
ローカルのブランチを破壊しなければなりません。
 
311
(チェックアウトに関して、これはキャッシュとして最初に提供するローカルブランチです。)
 
312
破壊されるブランチが同じ最終リビジョンを持たなければ、
 
313
軽量用チェックアウト用の新しい参照ブランチ、データが失われる可能性があるので、
 
314
Bazaarは拒否します。
 
315
 
 
316
この取り組み方は *なぜ* ブランチの同期がずれるのかによります。
 
317
 
 
318
チェックアウトが手元にありローカルコミットを行う場合、
 
319
"bzr update"(とおそらくは"bzr commit")を実行することで再び同期化できます。
 
320
 
 
321
ブランチが手元にあり、リモートブランチが時代遅れになっている場合、
 
322
"bzr push"を使用してローカルの変更をプッシュできます。
 
323
ローカルブランチが時代遅れであれば、"bzr pull"をできます。
 
324
両方のブランチに変更があれば、変更をマージ、コミットしてプッシュできます。
 
325
変更の一部が便利でなければ、"push --overwrite"もしくは代わりに"pull --overwrite"できます。
 
326
 
 
327
 
 
328
作業ツリー
 
329
===========
 
330
 
 
331
作業ツリーはディスク上に設置されたブランチのコンテンツなのでファイルを見て編集できます。
 
332
作業ツリーはブランチに変更を行う場所なので、
 
333
作業ツリーの現在の状態をコミットするとき、コミットに記録されるレコードです。
 
334
 
 
335
ブランチをリモートシステムにプッシュするとき、作業ツリーは作成されません。
 
336
ファイルがすでに存在すれば、ファイルは更新されません。
 
337
ブランチの情報は更新され作業ツリーは時代遅れとしてマークされます。
 
338
リモートの作業ツリーを更新するのは難しいです。
 
339
アンコミットされた変更が存在するもしくは更新によってリモートで扱うのが難しい内容の衝突が引き起こされるからです。
 
340
 
 
341
作業ツリーなしのブランチがあれば 作業ツリーを作成するために 'checkout' コマンドを使用できます。
 
342
ブランチから 'bzr checkout .' を実行すると作業ツリーが作成されます。
 
343
リモートでブランチが更新されると、そのディレクトリの中で'bzr update'を実行することで作業ツリーを更新できます。
 
344
 
 
345
望まない作業ツリーを持つブランチがある場合、安全であれば'remove-tree'コマンドはツリーを除外します。
 
346
ブランチにプッシュするとき更新されないリモート作業ツリーに関する警告を回避することでこれは可能です。
 
347
これは'--no-trees'リポジトリ('bzr help repositories'を参照)に取り組むときにも便利です。
 
348
 
 
349
プッシュするリモートマシン上で作業ブランチを持ちたい場合、
 
350
pushするごとにリモートブランチで'bzr update'を実行するか、
 
351
pushの間にツリーを更新する他の方法を使用できます。
 
352
rsyncを使用してpushと同じように作業ツリーを更新する'rspush'プラグインが存在します。
 
353
それぞれのプッシュの後で'bzr update'を自動的に実行する'push-and-update'プラグインも存在します。
 
354
 
 
355
便利なコマンド::
 
356
 
 
357
  checkout     ブランチが作業ツリーを持たないときにそれを作成する。
 
358
  remove-tree  これを行うときに安全であるときにブランチから作業ツリーを除外する。
 
359
  update       作業ツリーが関連ブランチから同期がずれているとき
 
360
               このコマンドによってブランチにマッチするツリーが更新される。
 
361
 
 
362
.. _formats: `ストレージフォーマット`_
 
363
.. _standalone-trees: `スタンドアロンのツリー`_
 
364
.. _sync-for-reconfigure: `同期化がずれているブランチ`_
 
365
.. _working-trees: `作業ツリー`_
 
366
 
 
367
 
 
368
 
 
369
リスト
 
370
#######
 
371
 
 
372
認証の設定
 
373
===========
 
374
 
 
375
 
 
376
Intent
 
377
------
 
378
 
 
379
``authentication.conf`` ファイルの中で多くの異なる認証ポリシーは記述できますが
 
380
特定のユーザーはすべてのブランチ用のユーザーとパスワードを指定しなくても
 
381
自分のニーズをカバーするわずかな定義だけが必要です。
 
382
 
 
383
このファイルの中で見つかる定義は与えられたurl用のクレデンシャルを見つけるために使われます。
 
384
一般的に同じクレデンシャルを必要とするリモートサーバーの周辺で宣言を分類することで可能な限り多くのブランチに対して
 
385
クレデンシャルを使用できます。
 
386
 
 
387
異なるサーバーによって使用されるクレデンシャルを宣言することも可能です。
 
388
 
 
389
intentは維持を最少にするためにこのファイルを可能な限り小さくするものです。
 
390
 
 
391
このファイルの中で関連のクレデンシャルが宣言されるとパスワード(セキュリティハザード)を埋め込まず
 
392
もしくは(他の人とURLの共有を有効にする)ユーザーなしでブランチのURLを利用できます。
 
393
 
 
394
次のURLよりも::
 
395
 
 
396
  bzr branch ftp://joe:secret@host.com/path/to/my/branch
 
397
 
 
398
シンプルになります::
 
399
 
 
400
  bzr branch ftp://host.com/path/to/my/branch
 
401
 
 
402
``authentication.conf`` ファイルを作成したことを前提とします::
 
403
 
 
404
  [myprojects]
 
405
  scheme=ftp
 
406
  host=host.com
 
407
  user=joe
 
408
  password=secret
 
409
 
 
410
 
 
411
認証の定義
 
412
-----------
 
413
 
 
414
bzrによってサポートされるさまざまなスキームによって使用される2種類の認証があります:
 
415
 
 
416
1. ユーザーとパスワード
 
417
 
 
418
``FTP`` は ``host`` 用に (``user`` 、 ``password``) を必要とします。
 
419
``SFTP`` は認証用にパスワードもしくはホストキーを使用できます。
 
420
しかしながら、sshエージェントはベターで、よりセキュアな解決方法です。
 
421
独自のセキュアではない方法を提供しないことにします。
 
422
 
 
423
2. ユーザー、領域とパスワード
 
424
 
 
425
ホストに対して認証するために ``HTTP`` と ``HTTPS`` は(``user, realm, password``)を必要とします。
 
426
``.htaccess`` ファイルを利用することで、たとえば、任意の ``host``
 
427
に対して (``user, realm, password``) をいくつか定義することが可能です。
 
428
ですので本当に必要なのは (``user``, ``password``, ``host``, ``path``)です。
 
429
``realm`` は定義で考慮されませんが、bzrにパスワードを催促される場合表示されます。
 
430
 
 
431
``HTTP proxy`` は適切なポートを指定することで ``HTTP`` (もしくは ``HTTPS``) として扱うことができます。
 
432
 
 
433
すべてのスキームを考慮するには、パスワードは認証定義の一式 (``scheme``, ``host``, ``port``, ``path``, ``user``, ``password``) から推定されます。
 
434
 
 
435
  * ``scheme``: 空にできます (定義の残りは任意のスキームに対して使用できることを意味する)、
 
436
    ``SFTP`` と ``bzr+ssh`` はここでは使うべきではありません。
 
437
    代わりに ``ssh`` が使われるべきです。これが認証に関して本当のスキームだからです。
 
438
 
 
439
  * ``host``: 空にできます (ホスト用のデフォルトとして振る舞う),
 
440
 
 
441
  * ``port`` は空にできます (ホストが同じスキームに対していくつかのサーバーを提供するときに便利)、
 
442
    数値の値のみが許可され、サーバーがスキームの標準ポートとは異なるポートを使用するときのみにこれは使用されます。
 
443
 
 
444
  * ``path``: 空にできます (FTPもしくはSFTPはこれを使用しません),
 
445
 
 
446
  * ``user``: 空にできます (デフォルトでは ``bzr`` はpythonの ``getpass.get_user()`` を使用),
 
447
 
 
448
  * ``password``: 常にパスワードをプロンプトで入力する方が望ましいのであれば空にできます。
 
449
 
 
450
任意のURLに対して、複数の定義を提供できます。
 
451
bzrは次のルールに従って (``user`` [, ``password``]) を選択します:
 
452
 
 
453
 1. 最初にマッチするものが優先される
 
454
 
 
455
 2. すべてにマッチする空のフィールド
 
456
 
 
457
 3. デコレータがリクエストされたURLに使用されていても ``scheme`` はマッチします。
 
458
 
 
459
 4. ``host`` は正確にマッチするか '.' で始まる場合、ドメインとしてふるまいます。
 
460
    (``project.bzr.sf.net`` は ``.bzr.sf.net`` にマッチしますが ``projectbzr.sf.net`` は ``bzr.sf.net`` にマッチしない)。
 
461
 
 
462
 5. ``port`` はリクエストされたURLに含まれる場合(正確にマッチする場合のみ)マッチします。
 
463
 
 
464
 6. ``path`` はリクエストされたURLに含まれる場合マッチします (そして上記のルール #2 によって、
 
465
    空のパスは任意の提供されたパスにマッチします)。
 
466
 
 
467
 
 
468
 
 
469
ファイルのフォーマット
 
470
----------------------
 
471
 
 
472
`設定ファイル`_ 用の一般ルールは変数ポリシー意外に当てはまります。
 
473
 
 
474
.. _設定ファイル: #configuration-settings
 
475
 
 
476
それぞれのセクションで認証の定義を記述します。
 
477
 
 
478
セクションの名前は任意の文字列で、 ``DEFAULT`` の値のみが保存され
 
479
*最後* のセクションとして現れます。
 
480
 
 
481
それぞれのセクションは次の内容を定義すべきです:
 
482
 
 
483
* ``user``: 使用されるログイン名
 
484
 
 
485
それぞれのセクションは次の内容を定義できます:
 
486
 
 
487
* ``host``: リモートサーバー
 
488
 
 
489
* ``port``: サーバーがリスンしているポート番号
 
490
 
 
491
* ``path``: ブランチの位置
 
492
 
 
493
* ``password``: パスワード
 
494
 
 
495
 
 
496
 
497
---
 
498
 
 
499
 
 
500
外部でホストされた個人プロジェクト
 
501
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
502
 
 
503
すべての接続は同じ ``user`` で行われ
 
504
(デフォルトのbzrのものが適切でない場合のためのリモートの接続)
 
505
パスワードはいくつかの例外とともに常に催促されます::
 
506
 
 
507
        # hobby.netのPetプロジェクト
 
508
        [hobby]
 
509
        host=r.hobby.net
 
510
        user=jim
 
511
        password=obvious1234
 
512
 
 
513
        # ホームサーバー
 
514
        [home]
 
515
        scheme=https
 
516
        host=home.net
 
517
        user=joe
 
518
        password=1essobV10us
 
519
 
 
520
        [DEFAULT]
 
521
        # ローカルユーザーがbarbazで、すべてのリモートサイト上ではfoobarとして
 
522
        user=foobar
 
523
 
 
524
 
 
525
ソースホスティングプロバイダ
 
526
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
527
 
 
528
shp.net(仮想)ドメインにおいて、それぞれのプロジェクトは独自のサイトを持ちます::
 
529
 
 
530
        [shpnet domain]
 
531
        # sftpを使用するが、sshは認証用に使用される
 
532
        scheme=ssh
 
533
        # '.' は 'shp.net' だけがマッチしないことを保証する
 
534
        host=.shp.net
 
535
        user=joe
 
536
        # bzrはsftp用のパスワードの提供を保証しません
 
537
        # パスワードをインタラクティブに入力したくなければ
 
538
        # sshエージェントを使用することを考えてください(pageant, ssh-agent、など)
 
539
 
 
540
HTTPS、SFTPサーバーとプロキシ
 
541
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
542
 
 
543
company.comにおいて、サーバーのホスティングリリースは統合ブランチの背後にはプロキシがあり、
 
544
2つのブランチは異なる認証ポリシーを使用します::
 
545
 
 
546
        [reference code]
 
547
        scheme=https
 
548
        host=dev.company.com
 
549
        path=/dev
 
550
        user=user1
 
551
        password=pass1
 
552
 
 
553
        # devサーバー上の開発ブランチ
 
554
        [dev]
 
555
        scheme=ssh # bzr+sshとsftpはここで利用可能
 
556
        host=dev.company.com
 
557
        path=/dev/integration
 
558
        user=user2
 
559
 
 
560
        # プロキシ
 
561
        [proxy]
 
562
        scheme=http
 
563
        host=proxy.company.com
 
564
        port=3128
 
565
        user=proxyuser1
 
566
        password=proxypass1
 
567
 
 
568
 
 
569
計画的な強化
 
570
-------------
 
571
 
 
572
次の内容はまだ実装されていませんが進行中の作業の一部として計画されています:
 
573
 
 
574
* ``password_encoding`` フィールドの追加は次のとおりです:
 
575
 
 
576
  - さまざまな難読化のエンコーディング(たとえばbase64)でパスワードを保存する。
 
577
 
 
578
  - パスワードの保存をプラグインに委譲する(たとえば.netrc)。
 
579
 
 
580
* ユーザーがユーザー名もしくはパスワードの入力を催促されたらクレデンシャルを更新する。
 
581
 
 
582
* ``HTTPS`` 用に ``verify_certificates`` フィールドを追加する。
 
583
 
 
584
``password_encoding`` と ``verify_certificates`` フィールドは認識されますが
 
585
実際の実装では無視されます。
 
586
 
 
587
 
 
588
バグトラッカーの設定
 
589
=====================
 
590
 
 
591
コミットを行うとき、その変更によって修正されたバグに関するメタデータは --fixes オプションを使用することで記録されます。
 
592
それぞれのバグが修正されたものとしてマークされるために、エントリーが '<url> <status>' を述べる 'bugs' リビジョンプロパティに含まれます。
 
593
(現在サポートされる ``status`` の値は ``fixed.`` だけです)
 
594
Launchpadの中心バグトラッカー用のサポートは組み込まれています。
 
595
他のバグトラッカーに関して、正しいURLが記録されるように設定が予め要求されます。
 
596
 
 
597
Launchpadに加えて、BazaarはBugzillaとTracに適切なURLの生成を直接サポートします。
 
598
プロジェクトが異なるバグトラッカーを使用するのであれば、そのサポートを追加するのは簡単です。
 
599
BugzillaもしくはTracを使用しているのであれば、
 
600
バグトラッカーの基底URLを格納する設定変数を設定することだけが必要です。
 
601
これらのオプションは ``bazaar.conf`` 、 ``branch.conf`` もしくは ``locations.conf`` のブランチ固有のセクションに入ります。
 
602
取り組むプロジェクトごとにこれらの値をセットアップできます。
 
603
 
 
604
注: それぞれのトラッカーに対して短縮名を提供するのであれば、望むのであればコミット時に1つもしくは複数のトラッカーで1つもしくは複数のバグを指定できます。
 
605
 
 
606
Launchpad
 
607
---------
 
608
 
 
609
バグ2を修正するコミットを記録するには ``bzr commit --fixes lp:2`` を使用します。
 
610
 
 
611
bugzilla_<tracker_abbreviation>_url
 
612
-----------------------------------
 
613
 
 
614
存在するのであれば、Bugzillaのバグトラッカーの位置は <tracker_abbreviation> によって参照されます。
 
615
そのバグトラッカーのバグをそのコミットで修正されたものとしてマークするためにはこのオプションは ``bzr commit --fixes`` と一緒に使用できます::
 
616
 
 
617
    bugzilla_squid_url = http://bugs.squid-cache.org
 
618
 
 
619
上記の例はSquidのバグ 1234が修正されたものとしてマークするために ``bzr commit --fixes squid:1234`` を許可します。
 
620
 
 
621
trac_<tracker_abbrevation>_url
 
622
------------------------------
 
623
 
 
624
存在するのであれば、Tracインスタンスの位置は <tracker_abbreviation> によって参照されます。
 
625
そのコミットによってバグが修正されたものとしてそのトラッカーの中でマークするためにこのオプションは ``bzr commit --fixes`` と一緒に使用できます::
 
626
 
 
627
    trac_twisted_url = http://www.twistedmatrix.com/trac
 
628
 
 
629
上記の例はTwistedのバグ1234を修正したものとしてマークするために ``bzr commit --fixes twisted:1234`` を許可します。
 
630
 
 
631
bugtracker_<tracker_abbrevation>_url
 
632
------------------------------------
 
633
 
 
634
存在するのであれば、一般的なバグトラッカーのインスタンスの位置は <tracker_abbreviation> によって参照されます。
 
635
位置は ``{id}`` プレースホルダーを含まなければなりません。プレースホルダーは特定のバグIDに置き換えられます。
 
636
そのコミットによってバグが修正されたものとしてそのトラッカーでマークするためにこのオプションを ``bzr commit --fixes`` と一緒に使用できます::
 
637
 
 
638
    bugtracker_python_url = http://bugs.python.org/issue{id}
 
639
 
 
640
上記の例はPythonのRoundupバグトラッカーのバグ1234を修正されたものとしてマークするために ``bzr commit --fixes python:1234`` を許可します::
 
641
 
 
642
    bugtracker_cpan_url = http://rt.cpan.org/Public/Bug/Display.html?id={id}
 
643
 
 
644
上記はCPANのRTバグトラッカー用です。
 
645
 
 
646
 
 
647
構成設定
 
648
=========
 
649
 
 
650
.. TODO: Should have some explanation of why you'd want things in
 
651
.. branch.conf.
 
652
 
 
653
 
 
654
環境変数の設定
 
655
---------------
 
656
 
 
657
大抵の設定が設定ファイルによって取り扱われる一方で、
 
658
半永久的ないくつかのオプションは環境変数を通して制御できます。
 
659
 
 
660
BZR_EMAIL
 
661
~~~~~~~~~
 
662
 
 
663
Bazaarによって使用されるEメールのIDを上書きする。よくあるフォーマット::
 
664
 
 
665
  "John Doe <jdoe@example.com>"
 
666
 
 
667
``email`` の設定値も参照してください。
 
668
 
 
669
BZR_PROGRESS_BAR
 
670
~~~~~~~~~~~~~~~~
 
671
 
 
672
進行状況の表示方法を上書きする。可能な値は "none"、 "dots"、 "tty"
 
673
 
 
674
BZR_SIGQUIT_PDB
 
675
~~~~~~~~~~~~~~~
 
676
 
 
677
SIGQUITが通常とおりに振る舞うようにするかもしくはブレークインデバッガーを起動するかどうか制御する。
 
678
 
 
679
* 0 = 標準のSIGQUITのふるまい(通常はコアダンプを伴ってexitする)
 
680
* 1 = ブレークインデバッガーを起動する (デフォルト)
 
681
 
 
682
BZR_HOME
 
683
~~~~~~~~
 
684
 
 
685
Bazaarによって使用されるホームディレクトリを上書きする
 
686
 
 
687
BZR_SSH
 
688
~~~~~~~
 
689
 
 
690
異なるSSHの実装を選択する。
 
691
 
 
692
BZR_PDB
 
693
~~~~~~~
 
694
 
 
695
デバッガもしくはエラーを立ち上げるか制御する。
 
696
 
 
697
* 0 = Standard behavior
 
698
* 1 = Launch debugger
 
699
 
 
700
BZR_REMOTE_PATH
 
701
~~~~~~~~~~~~~~~
 
702
 
 
703
bzr+sshプロトコルを使用する際に使用するBazaar実行ファイルへのパス。
 
704
 
 
705
設定値 ``bzr_remote_path`` も参照。
 
706
 
 
707
BZR_EDITOR
 
708
~~~~~~~~~~
 
709
 
 
710
コミットメッセージなどの際にBazaarが使用するエディタへのパス。
 
711
 
 
712
BZR_PLUGIN_PATH
 
713
~~~~~~~~~~~~~~~
 
714
 
 
715
Bazaarが使用するプラグインディレクトリへのパス。
 
716
 
 
717
BZRPATH
 
718
~~~~~~~
 
719
 
 
720
Bazaarがシェルシェルプラグインの外部コマンドを探すパス。
 
721
 
 
722
 
 
723
設定ファイル
 
724
-------------
 
725
 
 
726
設置場所
 
727
~~~~~~~~~
 
728
 
 
729
設定ファイルはLinux/Unixの場合 ``$HOME/.bazaar`` に
 
730
Windowsの場合 ``C:\Documents and Settings\<username>\Application Data\Bazaar\2.0`` に設置されます。
 
731
( ``bzr version`` を使用することでシステムに設置された位置をチェックできます)
 
732
 
 
733
この位置に3つの主要な設定ファイルが存在します:
 
734
 
 
735
* ``bazaar.conf`` はデフォルトの設定オプションを記述します
 
736
 
 
737
* ``locations.conf`` は特定のブランチの位置用の設定情報を記述します。
 
738
 
 
739
* ``authentication.conf`` はリモートサーバー用のクレデンシャル情報を記述します。
 
740
 
 
741
それぞれのブランチはそのブランチに固有な値を設定する設定ファイルも格納します。
 
742
このファイルはブランチの範囲内の ``.bzr/branch/branch.conf`` で見つかります。
 
743
このファイルはブランチのすべてのユーザーに見えます。
 
744
あなたのブランチ専用に設定値の1つを上書きしたいのであれば、 ``locations.conf`` で行うことができます。
 
745
 
 
746
一般的なフォーマット
 
747
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
748
 
 
749
iniファイルは3つの種類のコントラクト: セクションヘッダー、セクション変数とコメントを持ちます。
 
750
 
 
751
コメント
 
752
^^^^^^^^^
 
753
 
 
754
コメント行は "#" で始まります("hash mark", "pound sign"  "number sign"とも呼ばれます)。
 
755
コメント行はiniファイルを解析するときBazaarによって無視されます。
 
756
 
 
757
セクションヘッダー
 
758
^^^^^^^^^^^^^^^~~~~
 
759
 
 
760
セクションヘッダーは行頭から始まり角かっこで囲まれた単語です。
 
761
典型的なセクションヘッダーは次のとおりです::
 
762
 
 
763
    [DEFAULT]
 
764
 
 
765
bazaar.confに対して現時点で唯一有効なセクションヘッダーは[DEFAULT]と[ALIASES]です。
 
766
セクションヘッダーは大文字と小文字を区別します。
 
767
デフォルトのセクションが提供する設定変数はブランチの設定ファイルで上書きできます。
 
768
 
 
769
``locations.conf`` に対して、
 
770
セクションにマッチする最長のものを持つセクションからの変数は潜在的に有効な別のセクションヘッダーを除外するために使われます。
 
771
セクションヘッダーはブランチ用のパスをセクションヘッダーとして使用します。次のような例があります::
 
772
 
 
773
    [http://mybranches.isp.com/~jdoe/branchdir]
 
774
    [/home/jdoe/branches/]
 
775
 
 
776
 
 
777
セクション変数
 
778
^^^^^^^^^^^^^^^
 
779
 
 
780
セクション変数はセクションの範囲に属します。セクション変数は変数名、等号と値を格納します。例です::
 
781
 
 
782
    email            = John Doe <jdoe@isp.com>
 
783
    check_signatures = require
 
784
 
 
785
 
 
786
変数のポリシー
 
787
^^^^^^^^^^^^^^^
 
788
 
 
789
セクションの中で定義された変数は名前つきのディレクトリもしくはURLに加えてそれらを格納する位置にも影響を与えます。
 
790
ポリシーは可変変数が含まれる位置のために解釈される方法を変更するために使用できます。現在は3つのポリシーが利用できます:
 
791
 
 
792
 none:
 
793
   値は含まれる位置に対して同じように解釈されます。
 
794
   これはデフォルトのふるまいです。
 
795
 norecurse:
 
796
   値はセクション名によって指定された正確な位置のみに対して使用されます。
 
797
 appendpath:
 
798
   for contained locations, 追加パスのコンポーネントは値に追加されます。
 
799
 
 
800
ポリシーは "$var:policy" 形式の名前を持つキーによって指定されます。
 
801
たとえば、ブランチのツリー用のpushの位置を定義するには、次の設定が使われます::
 
802
 
 
803
  [/top/location]
 
804
  push_location = sftp://example.com/location
 
805
  push_location:policy = appendpath
 
806
 
 
807
この設定によって、 ``/top/location/branch1`` 用のpush位置は ``sftp://example.com/location/branch1`` になります。
 
808
 
 
809
 
 
810
主要な設定ファイルのbazaar.conf
 
811
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
812
 
 
813
``bazaar.conf`` は ``[DEFAULT]`` と呼ばれる1つのセクションだけを許可します。
 
814
このデフォルトセクションはすべてのブランチ用のデフォルト設定オプションを格納します。
 
815
デフォルトセクションは ``locations.conf`` にブランチ固有のセクションを提供することで上書きできます。
 
816
 
 
817
典型的な ``bazaar.conf`` セクションは次のようになります::
 
818
 
 
819
    [DEFAULT]
 
820
    email             = John Doe <jdoe@isp.com>
 
821
    editor            = /usr/bin/vim
 
822
    check_signatures  = check-available
 
823
    create_signatures = when-required
 
824
 
 
825
 
 
826
ブランチの位置の設定ファイルのlocations.conf
 
827
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
828
 
 
829
``locations.conf`` によって特定のブランチ用に設定を上書きできます。
 
830
フォーマットは1つの重大な変更を伴うbazaar.confのデフォルトセクションに対してほとんど理想的です:
 
831
デフォルトを記述する代わりに、セクションヘッダーは値を上書きしたいブランチへのパスになります。
 
832
ワイルドカードの '?' と '*' がサポートされます::
 
833
 
 
834
    [/home/jdoe/branches/nethack]
 
835
    email = Nethack Admin <nethack@nethack.com>
 
836
 
 
837
    [http://hypothetical.site.com/branches/devel-branch]
 
838
    create_signatures = always
 
839
    check_signatures  = always
 
840
 
 
841
    [http://bazaar.launchpad.net/*/bzr/*]
 
842
    check_signatures  = require
 
843
 
 
844
認証用の設定ファイル、authentication.conf
 
845
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
846
 
 
847
``authentication.conf`` によってリモートサーバー用のクレデンシャルを指定できます。
 
848
これはすべてのサポートされる転送と認証(たとえばsmtp)を必要とするbzrの一部に対して使用できます。
 
849
 
 
850
ファイルの構文は適用しない変数ポリシー用の他の例外を除いて同じルールに従います。
 
851
 
 
852
設定ファイルにおける認証の使い方の詳細な情報に関しては `認証の設定`_ を参照してください。
 
853
 
 
854
 
 
855
変数の共通オプション
 
856
---------------------
 
857
 
 
858
email
 
859
~~~~~
 
860
 
 
861
Eメールアドレスはブランチをコミットする際に使われます。よく次のような形式をとります::
 
862
 
 
863
    email = Full Name <account@hostname.tld>
 
864
 
 
865
editor
 
866
~~~~~~
 
867
 
 
868
コミットメッセージなしで *bzr commit* が実行された場合に使用されるエディタのパスです。
 
869
この設定は環境変数 ``BZR_EDITOR`` によって設定され、
 
870
環境変数 ``VISUAL`` と ``EDITOR`` によって上書きされます。
 
871
 
 
872
check_signatures
 
873
~~~~~~~~~~~~~~~~
 
874
 
 
875
署名用のふるまいを定義します。
 
876
 
 
877
require
 
878
    リビジョン用のgnupg署名が存在して有効でなければなりません。
 
879
 
 
880
ignore
 
881
    リビジョンのgnupgの署名をチェックしない。
 
882
 
 
883
check-available
 
884
    (デフォルト) リビジョン用のgnupgの署名が存在する場合、それらをチェックします。
 
885
    わるい署名であることが分かるとBazaarは失敗しますが、署名が存在しない場合は失敗しません。
 
886
 
 
887
create_signatures
 
888
~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
889
 
 
890
リビジョン署名のふるまいを定義します。
 
891
 
 
892
always
 
893
    コミットされるすべての新しいリビジョンに署名する。
 
894
 
 
895
when-required
 
896
    (デフォルト) ブランチが署名つきのリビジョンを要求するときのみ新しくコミットされたリビジョンに署名する。
 
897
 
 
898
never
 
899
    ブランチが署名を要求する場合でも新しくコミットされたリビジョンに署名するのを拒否する。
 
900
 
 
901
recurse
 
902
~~~~~~~
 
903
 
 
904
``locations.conf`` でのみ便利です。
 
905
このセクション用の設定をサブディレクトリにも適用するかどうか定義します:
 
906
 
 
907
true
 
908
    (デフォルト このセクションはサブディレクトリにも適用される。
 
909
 
 
910
false
 
911
    このセクションはこのディレクトリのブランチのみに適用されその下のブランチには適用されない。
 
912
 
 
913
gpg_signing_command
 
914
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
915
 
 
916
(デフォルト: "gpg"). リビジョンの署名とチェックのために使用されるプログラム。例です::
 
917
 
 
918
    gpg_signing_command = /usr/bin/gnpg
 
919
 
 
920
bzr_remote_path
 
921
~~~~~~~~~~~~~~~
 
922
 
 
923
(デフォルト: "bzr").  bzr用のスマートサーバーを稼働させるために使われるコマンドへのパス。
 
924
この値はlocations.confでのみ指定が許可されます。理由は次のとおりです:
 
925
 
 
926
- branch.confがアクセスできる前に必要だから
 
927
- セキュリティリスクになるコマンドを指定するためにリモートのbranch.confファイルを許可するから
 
928
 
 
929
これはBZR_REMOTE_PATH 環境変数によって上書きされます。
 
930
 
 
931
smtp_server
 
932
~~~~~~~~~~~
 
933
 
 
934
(デフォルト: "localhost")。たとえば ``merge-directive --mail-to`` 、もしくはbzr-emailプラグインによって
 
935
BazaarがEメールを送信する必要があるときに使用するSMTPサーバー、
 
936
 
 
937
 
 
938
smtp_username, smtp_password
 
939
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
940
 
 
941
SMTPサーバーで認証するユーザーとパスワード。
 
942
smtp_usernameが設定されていて、smtp_passwordが設定されていなければ、Bazaarはパスワードを催促します。
 
943
Eメールを送信するためにSMTPサーバーが認証を必要とする場合のみこれらの設定が必要です。
 
944
 
 
945
mail_client
 
946
~~~~~~~~~~~
 
947
 
 
948
マージリクエストを送信するために使うメールクライアント。
 
949
デフォルトでは、Windowsではbzrは ``mapi`` を使うことを試みます。
 
950
他のプラットフォームでは、 ``xdg-email`` を試みます。
 
951
これらのどちらかが失敗すると、 ``editor`` に戻ります。
 
952
 
 
953
特定のクライアント用のサポートされた値:
 
954
 
 
955
:claws: Clawsを使用する。ファイル添付のダイアログはスキップする。
 
956
:evolution: Evolutionを使用する
 
957
:kmail: KMailを使用する
 
958
:mutt: Muttを使用する
 
959
:thunderbird: Mozilla ThunderbirdもしくはIcedoveを使用する。Thunderbird/Icedove 1.5に関して、
 
960
    これはxdg-emailが扱えないいくつかのバグに対処します。
 
961
 
 
962
サポートされる一般的な値は次のとおりです:
 
963
 
 
964
:default: 上記を参照。
 
965
:editor: マージリクエストを書くエディタを使用します。
 
966
    これはコミットID( ``bzr whoami`` を参照),
 
967
    smtp_serverと(オプションで)smtp_usernameとsmtp_passwordも使用します。
 
968
:mapi: Windowsで好きなメールクライアントを使用します。
 
969
:xdg-email: 好きなメールプラグラムを実行するためにxdg-emailを使用する
 
970
 
 
971
submit_branch
 
972
~~~~~~~~~~~~~
 
973
 
 
974
現在の作業内容を投稿しようとしているブランチ。
 
975
これは ``bzr send`` によって自動的に設定され ``submit:`` リビジョンスペックにも使用されます。
 
976
通常、これはブランチ単位ロケーション単位で設定されます。
 
977
 
 
978
public_branch
 
979
~~~~~~~~~~~~~
 
980
 
 
981
このブランチの公開されアクセス可能なバージョン
 
982
(このブランチが公開されてアクセス可能ではないことを暗示する)。
 
983
``bzr send`` によって使用されます(そして設定されます)。
 
984
 
 
985
 
 
986
ブランチ特有のオプション
 
987
-------------------------
 
988
 
 
989
これらのオプションは ``dirstate-tags`` もしくは後のフォーマットを使用するブランチにのみ適用します。
 
990
通常これらは自動的に ``.bzr/branch/branch.conf`` 設定される
 
991
もしくは手動で ``locations.conf`` もしくは ``bazaar.conf`` に設定されます。
 
992
 
 
993
append_revisions_only
 
994
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
995
 
 
996
"True"に設定されていればリビジョンはログにのみ追加され、削除されません。
 
997
この設定が有効なブランチは、他のブランチのログがそれ自身のリビジョンより長い場合、別のブランチからのみpullできます。
 
998
通常これは ``bzr init --append-revisions-only`` によって設定されます。
 
999
 
 
1000
parent_location
 
1001
~~~~~~~~~~~~~~~
 
1002
 
 
1003
存在すれば、pullもしくはmerge用のデフォルトブランチの位置。
 
1004
通常このオプションは ``pull --remember`` もしくは ``merge --remember`` によって設定されます。
 
1005
 
 
1006
push_location
 
1007
~~~~~~~~~~~~~
 
1008
 
 
1009
存在すれば、push用のデフォルトブランチの位置。
 
1010
通常このオプションは ``push --remember`` によって設定されます。
 
1011
 
 
1012
bound_location
 
1013
~~~~~~~~~~~~~~
 
1014
 
 
1015
チェックアウトとして振る舞うときコミットが向かう位置。
 
1016
通常このオプションは ``bind`` によって設定されます。
 
1017
 
 
1018
bound
 
1019
~~~~~
 
1020
 
 
1021
"True"に設定されていると、ブランチはチェックアウトとしてふるまい、bound_locationにそれぞれのコミットをpushします。
 
1022
通常このオプションは ``bind``/``unbind`` に設定されます。
 
1023
 
 
1024
 
 
1025
衝突のタイプ
 
1026
=============
 
1027
 
 
1028
オペレーションの中には、merge、revertとpullのように、作業ツリーの内容を修正するものがあります。
 
1029
これらの修正はプログラムで生成されるので、作業ツリーの現在の状態と衝突することがあります。
 
1030
多くの種類の変更はプログラムで結合できますが、 正しいことを行われているか時々人間だけしか判断できないことがあります。
 
1031
これが起きるとき Bazaarはあなたに衝突が存在するのでそれを解消するように伝えます。
 
1032
Bazaarに衝突が解消したことを伝えるコマンドは ``resolve`` ですが、
 
1033
これを実行できる前にいくつかのアクションを実行しなければなりません。
 
1034
 
 
1035
それぞれの衝突は下記のセクションで説明され、衝突を解消するために行わなければならないアクションの概要が説明されています。
 
1036
 
 
1037
 
 
1038
テキストの衝突
 
1039
---------------
 
1040
 
 
1041
典型的なメッセージは次のとおりです::
 
1042
 
 
1043
  Text conflict in FILE
 
1044
 
 
1045
テキストのマージが2つのセットのテキストの変更を完全に折り合いをつけられないときにこれらは生み出されます。
 
1046
BazaarはTHIS、OTHER、とBASEのエクステンションでそれぞれのバージョン用にファイルをemitします。
 
1047
THISはターゲットツリーからのファイルのバージョン、すなわち、変更をマージしようとしているツリーです。
 
1048
OTHERはターゲットにマージしようとしているバージョン、BASEは比較用のベースとして使われる古いバージョンです。
 
1049
 
 
1050
ファイルのメインコピーにおいて、Bazaarは調整できるすべての変更を含み、
 
1051
未調整の衝突は ``<<<<<<<`` のように "herringbone" マーカーによって囲まれます。
 
1052
 
 
1053
たとえば、初期のテキストが "The project leader released it."、でTHISはこれを "Martin Pool released it." に修正する一方で、
 
1054
OTHERは"The project leader released Bazaar."に修正します。衝突は次のようになります::
 
1055
 
 
1056
  <<<<<<< TREE
 
1057
  Martin Pool released it.
 
1058
  =======
 
1059
  The project leader released Bazaar.
 
1060
  >>>>>>> MERGE-SOURCE
 
1061
 
 
1062
正しい解消方法は"Martin Pool released Bazaar."になります。
 
1063
 
 
1064
ファイルのメインコピーを編集する、もしくはTHIS、OTHERとBASEバージョン上で外部ツールを起動することのどちらかでテキストの衝突を扱うことができます。
 
1065
テキストの衝突の解消において他のものから変更のセットの1つの選別はめったにないことは言っておく価値があります。
 
1066
 
 
1067
より頻繁に、2つのセットの変更はインテリジェントに結合しなければなりません。
 
1068
 
 
1069
メインコピーを編集するとき、 herringbone マーカーを必ず削除してください。
 
1070
編集作業を終えたとき、ファイルは衝突がけっして起こらないようであれば、コミットする準備ができています。
 
1071
 
 
1072
テキストの衝突を解消したとき、"bzr resolve"を実行するだけでBazaarは解消した衝突を自動検出します。
 
1073
 
 
1074
内容の衝突
 
1075
----------
 
1076
 
 
1077
典型的なメッセージ::
 
1078
 
 
1079
  Contents conflict in FILE
 
1080
 
 
1081
ターゲットツリーとマージソースの中の変更の衝突が存在するときにこの衝突は起こりますが、
 
1082
が衝突したアイテムはテキストファイルではありません。
 
1083
これらはバイナリファイルもしくはシンボリックリンクもしくはディレクトリになります。
 
1084
片方が削除され、もう一方が修正されたファイルでも起こり得ます。
 
1085
 
 
1086
テキストの衝突のように、BazaarはTHIS、OTHER とBASEファイルをエミットしますが
 
1087
(これらは通常のファイル、シンボリックリンクもしくはディレクトリになります)、
 
1088
これはherringbone衝突マーカーを持つファイルの"メインコピー"を含みません。
 
1089
"メインコピー"がTHISもくはOTHERにリネームされたときにこれは現れます。
 
1090
 
 
1091
これを解消するには、ファイルを通常の名前に戻すために "bzr mv" を使用し変更を手動で結合します。
 
1092
満足したときに、 "bzr resolve FILE" を実行します。この種の衝突が解消されたときにBazaarは自動検出できません。
 
1093
 
 
1094
重複したパス
 
1095
-------------
 
1096
 
 
1097
典型的なメッセージ::
 
1098
 
 
1099
  Conflict adding file FILE.  Moved existing file to FILE.moved.
 
1100
 
 
1101
時々Bazaarはすでに使用されているパス名を用いてファイルを作成しようとします。
 
1102
既存のファイルは "FILE.moved" にリネームされます。
 
1103
望むのであれば、これらのファイルの1つをリネームするか、それらの内容を結合できます。
 
1104
満足したら、衝突を解消したものとしてマークするために "bzr resolve FILE" を実行できます。
 
1105
 
 
1106
バージョン管理下にない親
 
1107
-------------------------
 
1108
 
 
1109
典型的なメッセージ::
 
1110
 
 
1111
    Conflict because FILE is not versioned, but has versioned children.
 
1112
 
 
1113
ときどきBazaarは親ディレクトリがバージョン管理されていないファイルを作成しようとします。
 
1114
ターゲットの中でディレクトリが削除されたときにこれが起こりますが、
 
1115
ソースの中の新しい子を持ちます。逆も同様です。
 
1116
この状況において、Bazaarは親ディレクトリも同様にバージョン管理します。
 
1117
この問題の解決方法は特定のシナリオに大きく依存します。
 
1118
ファイルもしくはディレクトリをリネームもしくは削除するとよいでしょう。
 
1119
満足したら、衝突を解消したものとして"bzr resolve FILE"を実行できます。
 
1120
 
 
1121
見つからない親
 
1122
---------------
 
1123
 
 
1124
典型的なメッセージ::
 
1125
 
 
1126
  Conflict adding files to FILE.  Created directory.
 
1127
 
 
1128
ターゲットの中でファイルを削除するときにこれが起こりますが、ソースの中に新しい子があります。
 
1129
これは "unversioned parent" の衝突と似ています。
 
1130
バージョン管理を解除される代わりに、親ディレクトリが *存在しない* ことを除いて、
 
1131
この状況において、Bazaarは見つからない親を作成します。
 
1132
この問題の解決方法は特定のシナリオに大いに依存します。
 
1133
ファイルもしくはディレクトリをリネームもしくは削除するとよいでしょう。
 
1134
満足したら、衝突を解消したものとして "bzr resolve FILE" を実行できます。
 
1135
 
 
1136
親を削除する
 
1137
------------
 
1138
 
 
1139
典型的なメッセージ::
 
1140
 
 
1141
  Conflict: can't delete FILE because it is not empty.  Not deleting.
 
1142
 
 
1143
これは"見つからない親"の反対です。ソースの中でディレクトリは削除されますが、
 
1144
ターゲットの中で新しい子はあります。Bazaarはディレクトリを保有し続けます。
 
1145
この問題の解消は特定のシナリオに大いに依存します。
 
1146
ファイルもしくはディレクトリをリネームもしくは削除するとよいでしょう。
 
1147
満足したら、衝突を解消したものとしてマークするために"bzr resolve FILE"を実行できます。
 
1148
 
 
1149
パスの衝突
 
1150
-----------
 
1151
 
 
1152
典型的なメッセージ::
 
1153
 
 
1154
  Path conflict: PATH1 / PATH2
 
1155
 
 
1156
ソースとターゲットがファイルの名前もしくは親ディレクトリを修正したときに起こります。
 
1157
Bazaarはソースからパス要素を使用します。
 
1158
ファイルをリネームできれば、衝突を解消したものとしてマークするために "bzr resolve FILE" を実行します。
 
1159
 
 
1160
親のループ
 
1161
-----------
 
1162
 
 
1163
典型的なメッセージ::
 
1164
 
 
1165
  Conflict moving FILE into DIRECTORY.  Cancelled move.
 
1166
 
 
1167
ソースとターゲットがそれぞれディレクトリを移動させたので、
 
1168
変更が適用可能であれば、ディレクトリはそれ自身を含むときにこれは起こります。
 
1169
例です::
 
1170
 
 
1171
  $ bzr init
 
1172
  $ bzr mkdir a
 
1173
  $ bzr mkdir b
 
1174
  $ bzr commit -m "BASE"
 
1175
  $ bzr branch . ../other
 
1176
  $ bzr mv a b
 
1177
  $ bzr commit -m "THIS"
 
1178
  $ bzr mv ../other/b ../other/a
 
1179
  $ bzr commit ../other -m "OTHER"
 
1180
  $ bzr merge ../other
 
1181
 
 
1182
この状況において、Bazaarは移動をキャンセルして、"a"を"b"の中に残しておきます。
 
1183
望むのであればディレクトリをリネームできれば
 
1184
衝突を解消したものとしてマークするために "bzr resolve FILE" を実行します。
 
1185
 
 
1186
ディレクトリではない親
 
1187
-----------------------
 
1188
 
 
1189
典型的なメッセージ::
 
1190
 
 
1191
  Conflict: FILE.new is not a directory, but has files in it.
 
1192
  Created directory.
 
1193
 
 
1194
片方がファイルをディレクトリを追加したとき、もう一方がディレクトリをファイルもしくはシンボリックリンクに変更したときにこれは起きます。
 
1195
例です::
 
1196
 
 
1197
  $ bzr init
 
1198
  $ bzr mkdir a
 
1199
  $ bzr commit -m "BASE"
 
1200
  $ bzr branch . ../other
 
1201
  $ rmdir a
 
1202
  $ touch a
 
1203
  $ bzr commit -m "THIS"
 
1204
  $ bzr mkdir ../other/a/b
 
1205
  $ bzr commit ../other -m "OTHER"
 
1206
  $ bzr merge ../other
 
1207
 
 
1208
 
 
1209
MalformedTransform
 
1210
-------------------
 
1211
 
 
1212
Bazaarに例外のMalformedTransformを起動させること可能です(非常にまれですが)。
 
1213
これはBazaarが解決できないファイルシステムの衝突に遭遇したことを意味します。
 
1214
通常これはバグを示します。これに遭遇したら教えて頂くようお願いします。
 
1215
バグトラッカーは https://launchpad.net/bzr/+bugs です。
 
1216
 
 
1217
 
 
1218
現在のストレージフォーマット
 
1219
============================
 
1220
 
 
1221
:pack-0.92:
 
1222
    (ネイティブ) (デフォルト) 0.92で新しく導入:
 
1223
    dirstate-tagsフォーマットリポジトリと互換性のあるデータを持つパックベースのフォーマット。
 
1224
    0.92以前のbzrリポジトリと相互運用できますが0.92以前のbzrでは読めません。
 
1225
    以前はknitpack-experimentalと呼ばれていました。詳細な情報に関しては、
 
1226
    http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/packrepo.html を参照。
 
1227
 
 
1228
:1.6:
 
1229
    (ネイティブ) スタックをサポートするディレクトリに基づいたブランチとパック。
 
1230
 
 
1231
:1.6.1-rich-root:
 
1232
    (ネイティブ) スタックとリッチrootデータをサポートするブランチとパックベースのリポジトリ(bzr-svnが必要)
 
1233
 
 
1234
:1.9:
 
1235
    (ネイティブ) btreeインデックスを使用するブランチとパックベースのリポジトリ。
 
1236
 
 
1237
:1.9-rich-root:
 
1238
    (ネイティブ) btreeインデックスとrich rootデータを使用する
 
1239
    ブランチとパックベースのリポジトリ(bzr-svnに必要)。
 
1240
 
 
1241
 
 
1242
ストレージフォーマットは ``bzr help formats`` を参照。
 
1243
 
 
1244
 
 
1245
環境変数
 
1246
========
 
1247
 
 
1248
================ =================================================================
 
1249
BZRPATH          bzrがシェルプラグインコマンドを探すパス。
 
1250
BZR_EMAIL        ユーザーのEメールアドレス。EMAILを上書きする。
 
1251
EMAIL            ユーザーのEメールアドレス。
 
1252
BZR_EDITOR       コミットメッセージの編集用エディタ。EDITORを上書きする。
 
1253
EDITOR           コミットメッセージの編集用エディタ
 
1254
BZR_PLUGIN_PATH  bzrがプラグインを探すパス。
 
1255
BZR_HOME         .bazaarの設定ディレクトリを保持するディレクトリ。HOMEを上書きする。
 
1256
BZR_HOME (Win32) bazaar設定ディレクトリを保持するディレクトリ。APPDATAとHOMEを上書きする。
 
1257
BZR_REMOTE_PATH  リモート'bzr'コマンドのフルネーム(bzr+ssh:// URL用).
 
1258
BZR_SSH          SSHクライアント: paramiko (デフォルト), openssh, ssh, plink.
 
1259
BZR_LOG          .bzr.logの位置(ロギングを停止するには'/dev/null'を使う)。
 
1260
BZR_LOG (Win32)  .bzr.logの位置(ロギングを停止するには'NUL'を使う)。
 
1261
================ =================================================================
 
1262
 
 
1263
 
 
1264
ファイル
 
1265
========
 
1266
 
 
1267
:On Linux:   ~/.bazaar/bazaar.conf
 
1268
:On Windows: C:\\Documents and Settings\\username\\Application Data\\bazaar\\2.0\\bazaar.conf
 
1269
 
 
1270
ユーザーのデフォルト設定は上記のとおりです。
 
1271
``[DEFAULT]`` セクションすべての場所に適用される一般的な設定を定義するために使用できます。
 
1272
``[ALIASES]`` セクションは共通に使用されるオプション用のコマンドエイリアスを作成するために使用できます。
 
1273
 
 
1274
典型的な設定ファイルは次のとおりです::
 
1275
 
 
1276
  [DEFAULT]
 
1277
  email=John Doe <jdoe@isp.com>
 
1278
 
 
1279
  [ALIASES]
 
1280
  commit = commit --strict
 
1281
  log10 = log --short -r -10..-1
 
1282
 
 
1283
 
 
1284
グローバルオプション
 
1285
=====================
 
1286
 
 
1287
これらのオプションは任意のコマンドで使用可能で、コマンドの前で入力します(たとえば"bzr --profile help")。
 
1288
 
 
1289
--version      バージョン番号を表示する。コマンドの前に入力しなければならない。
 
1290
--no-aliases   このコマンドを実行する際にコマンドエイリアスを処理しない。
 
1291
--builtin      プラグインのコマンドではなく、組み込みのコマンドを使用する。
 
1292
               このオプションは他のプラグインの効果を抑制しない。
 
1293
--no-plugins   プラグインを処理しない。
 
1294
 
 
1295
--profile      ホットスポットプロファイラを使用するプロファイルの実行。
 
1296
--lsprof       lsprofプロファイラを使用したプロファイルの実行。
 
1297
--lsprof-file  lsprofプロファイラを使用するプロファイルを実行し、結果を指定ファイルに書き込む。
 
1298
               ファイル名が".txt"で終わる場合, テキストフォーマットが使用されます。
 
1299
               ファイル名が"callgrind.out"で始まる、もしくは".callgrind"で終わる場合、
 
1300
               KCacheGrind用に出力がフォーマットされる。
 
1301
               さもなければ、出力はpickleになる。
 
1302
--coverage     指定ディレクトリの行カバレージレポートを生成する。
 
1303
 
 
1304
プロファイリングに関する詳細な情報はdoc/developers/profiling.txtを参照してください。
 
1305
トラブルシューティングと開発を手助けするためのたくさんのデバッグフラッグも利用可能です。
 
1306
 
 
1307
-Dauth            使用される認証セクションをトレースする。
 
1308
-Derror           通常のエラーハンドリングの代わりに、常にエラー上のトラックバックを表示する。
 
1309
-Devil            割高なもしくはわるいスケーリングオペレーションを行うコールサイトをキャプチャする。
 
1310
-Dfetch           リポジトリ間のコピーの履歴をトレースする。
 
1311
-Dhashcache       ハッシュを決定するために作業ファイルが読み込まれるたびにログを記録する
 
1312
-Dhooks           フックの実行をトレースする。
 
1313
-Dhpss            スマートプロトコルリクエストとレスポンスをトレースする。
 
1314
-Dhttp            http接続、リクエストとレスポンスをトレースする。
 
1315
-Dindex           主要なindexオペレーションをトレースする。
 
1316
-Dknit            knitオペレーションをトレースする。
 
1317
-Dlock            lockdirロックがとられるもしくはリリースされるときをトレースする。
 
1318
-Dmerge           マージのデバッグ用の情報を表示する。
 
1319
-Dpack            packオペレーション用の情報を表示する。
 
1320
 
 
1321
 
 
1322
フック
 
1323
=======
 
1324
 
 
1325
紹介
 
1326
-----
 
1327
 
 
1328
*yyy* クラスの *xxx* タイプのフックを使用するには登録する必要があります::
 
1329
 
 
1330
  yyy.hooks.install_named_hook("xxx", ...)
 
1331
 
 
1332
例に関してはユーザーガイドの `フックを利用する`_ を参照してください。
 
1333
 
 
1334
.. _フックを利用する: ../user-guide/index.html#id186
 
1335
 
 
1336
それぞれのフックが含むクラスは下記のそれぞれのフックタイプの後で丸かっこの中で示されます。
 
1337
 
 
1338
それぞれの説明ではクライアント(bzrが実行されるマシン)もしくはサーバー
 
1339
(ブランチURLで示されるマシン)で実行されるか示します。
 
1340
これらは必ずしも同じマシンではありません。
 
1341
 
 
1342
以下の1つがtrueの場合(フックを含む)プラグインはサーバー上で実行されます:
 
1343
 
 
1344
  * リモートブランチがクライアントと同じマシン上にあり、クライアントはプラグインを有効にしている。
 
1345
 
 
1346
  * 接続はスマートサーバー経由で行われ("bzr://"、"bzr+ssh://"もしくは"bzr+http://"で
 
1347
    始まるURLでアクセスするもしくはスマートサーバーがHTTP経由で利用可能なときに
 
1348
    "http://"でアクセスする)、サーバーがプラグインを有効にしている。
 
1349
 
 
1350
 
 
1351
open (Branch)
 
1352
-------------
 
1353
 
 
1354
Branchオブジェクトが開いた後で、Branchオブジェクトによって呼び出されます。
 
1355
クライアントとサーバーで実行します。
 
1356
 
 
1357
post_push (Branch)
 
1358
------------------
 
1359
 
 
1360
``push`` が完了した後で実行されます。
 
1361
クライアントで実行します。
 
1362
 
 
1363
フックのシグネチャは (push_result) でメンバーを含みます。
 
1364
 
 
1365
  source_branch
 
1366
    データがpushされる場所(読み込みはロックされる)。
 
1367
    これは最も低いレイテンシブランチになります。
 
1368
 
 
1369
  target_branch
 
1370
    データが送信される直接の場所(書き込みがロックされる)。
 
1371
 
 
1372
  master_branch
 
1373
    target_branch、もしくはターゲットがバインドされたブランチの場合、
 
1374
    これはマスターロケーションになります(書き込みはロックされる)。
 
1375
 
 
1376
  local_branch
 
1377
    ターゲットがバインドされたブランチの場合、これがターゲットブランチになる、
 
1378
    そうでなければ、Noneになります。
 
1379
 
 
1380
  old_revno
 
1381
    push以前のブランチのリビジョン番号(たとえば10)。
 
1382
 
 
1383
  old_revid
 
1384
    push以前のリビジョンid (たとえば joe@foo.com-1234234-aoeua34)。
 
1385
 
 
1386
  new_revno
 
1387
    push後のブランチのリビジョン番号(たとえば12)。
 
1388
 
 
1389
  new_revid
 
1390
    push後のリビジョンid (たとえば joe@foo.com-5676566-boa234a)
 
1391
 
 
1392
 
 
1393
post_pull (Branch)
 
1394
------------------
 
1395
 
 
1396
``pull`` が完了し後で実行されます。
 
1397
 
 
1398
フックのシグネチャは (push_result) で次のメンバーを含みます:
 
1399
(source, local, master, old_revno, old_revid, new_revno, new_revid)。
 
1400
localはローカルのターゲットブランチもしくはNoneで、
 
1401
masterはターゲットのマスターブランチで、残りは見たとおりです。
 
1402
sourceでは読み込みがロックされターゲットブランチでは書き込みがロックされます。
 
1403
sourceはローカルの低レイテンシブランチになります。
 
1404
 
 
1405
 
 
1406
start_commit (MutableTree)
 
1407
--------------------------
 
1408
 
 
1409
``commit`` が作業ツリーの処理を始める前に作業ツリー上で実行されます。
 
1410
クライアントで実行します。
 
1411
 
 
1412
``pre_commit`` フック(下記を参照)とは異なり、
 
1413
``start_commit`` フックは作業ツリーを安全に変更できます。
 
1414
 
 
1415
フックのシグネチャはツリーがMutableTreeオブジェクトである場所(ツリー)です
 
1416
 
 
1417
 
 
1418
pre_commit (Branch)
 
1419
-------------------
 
1420
 
 
1421
``commit`` が完了する前に実行されます。
 
1422
クライアントで実行します。
 
1423
 
 
1424
フックのシグネチャは
 
1425
(local, master, old_revno, old_revid, future_revno, future_revid, tree_delta, future_tree)です。
 
1426
old_revnoはブランチに最初にコミットするためのNULL_REVISIONで、
 
1427
tree_deltaは基底リビジョンからの変更を記述するTreeDeltaオブジェクトで、
 
1428
future_treeはインメモリツリーでCommitBuilder.revision_tree()から得られます。
 
1429
フックはtree_deltaとfuture_treeを修正する *必要はありません* 。
 
1430
 
 
1431
 
 
1432
post_commit (Branch)
 
1433
--------------------
 
1434
 
 
1435
``commit`` が完了した後で実行されます。
 
1436
クライアントで実行します。
 
1437
 
 
1438
フックのシグネチャは (local, master, old_revno, old_revid, new_revno, new_revid)です。
 
1439
old_revidはブランチへの最初のコミットのためのNULL_REVISIONです。
 
1440
 
 
1441
 
 
1442
post_uncommit (Branch)
 
1443
----------------------
 
1444
 
 
1445
``uncommit`` が完了した後で実行されます。
 
1446
 
 
1447
apiのシグネチャは (local, master, old_revno, old_revid, new_revno, new_revid)です。
 
1448
localはローカルブランチもしくはNoneで、masterはターゲットブランチで、
 
1449
空のブランチは0のnew_revno、Noneのnew_revidを受け取ります。
 
1450
 
 
1451
 
 
1452
pre_change_branch_tip (Branch)
 
1453
-------------------------------
 
1454
 
 
1455
ブランチの書き込みがロックされている間に、ブランチチップが変更される前に実行されます。
 
1456
クライアントとサーバーで実行します。
 
1457
push、pull、commitとuncommitのすべてはこのフックを起動させることに注意してください。
 
1458
 
 
1459
フックのシグネチャは (params) で、paramsはメンバーを含むオブジェクトです。
 
1460
 
 
1461
  branch
 
1462
    チップが変更されるブランチ。
 
1463
 
 
1464
  old_revno
 
1465
    変更前のブランチのリビジョン番号(たとえば10)。
 
1466
 
 
1467
  old_revid
 
1468
    変更前のリビジョンid (たとえば joe@foo.com-1234234-aoeua34)。
 
1469
 
 
1470
  new_revno
 
1471
    変更後のブランチのリビジョン番号(たとえば12)。
 
1472
 
 
1473
  new_revid
 
1474
    変更後のリビジョンid (たとえば joe@foo.com-5676566-boa234a)。
 
1475
 
 
1476
ヘッドリビジョンはドットつきのリビジョン番号をけっして持たないので、old_revnoとnew_revnoメンバーは整数です。
 
1477
 
 
1478
 
 
1479
post_change_branch_tip (Branch)
 
1480
-------------------------------
 
1481
 
 
1482
ブランチの書き込みがまだロックされている間にブランチのチップが変更された後に実行されます。
 
1483
クライアントとサーバーで実行します。
 
1484
push、pull、commitとuncommitすべてがこのフックを起動させることに注意してください。
 
1485
 
 
1486
フックシグネチャは(params)で、paramsは次のメンバーを含むオブジェクトです。
 
1487
 
 
1488
  branch
 
1489
    チップが変更されるブランチ。
 
1490
 
 
1491
  old_revno
 
1492
    変更前のブランチのリビジョン番号 (たとえば10)。
 
1493
 
 
1494
  old_revid
 
1495
    変更前のリビジョンid(たとえば joe@foo.com-1234234-aoeua34)。
 
1496
 
 
1497
  new_revno
 
1498
    変更後のブランチのリビジョン番号(たとえば12)。
 
1499
 
 
1500
  new_revid
 
1501
    変更後のリビジョンid(たとえば joe@foo.com-5676566-boa234a)。
 
1502
 
 
1503
ヘッドリビジョンはドットつきのリビジョン番号をけっして持たないのでold_revnoとnew_revnoメンバーは整数です。
 
1504
 
 
1505
 
 
1506
set_rh (Branch)
 
1507
---------------
 
1508
 
 
1509
注意: このフックは廃止され近い将来の内に削除されます。
 
1510
代わりに ``post_change_branch_tip`` フックを使用してくださるようお願いします。
 
1511
 
 
1512
 
 
1513
transform_fallback_location (Branch)
 
1514
------------------------------------
 
1515
 
 
1516
スタックドブランチとして起動させ、フォールバックロケーションをアクティベイトします。
 
1517
 
 
1518
フックのシグネチャは(branch, url)です:
 
1519
 
 
1520
  branch
 
1521
    開いたブランチ。まだフォールバックロケーションがアクティベイトされなければ、
 
1522
    ブランチは半分ビルドされたものとして扱われることに注意してください。
 
1523
 
 
1524
  url
 
1525
    フォールバックロケーション用にブランチが指定されたURL。
 
1526
    フックはフォールバックロケーションを含むブランチのためにURLを返さなければなりません。
 
1527
    複数のフックが登録されていると、呼び出される順番は未定義で変更の影響を受けます。
 
1528
 
 
1529
(1.9の新しい機能)
 
1530
 
 
1531
 
 
1532
server_started (SmartTCPServer)
 
1533
-------------------------------
 
1534
 
 
1535
サーバーがディレクトリのサービスを提供始めるたびに起動します。
 
1536
サーバーで実行されます。
 
1537
フックのシグネチャは (backing urls, public url)です。
 
1538
 
 
1539
  backing_url
 
1540
    サーバー固有のディレクトリの位置を渡す(string) URLのリスト。
 
1541
 
 
1542
  public_url
 
1543
    ディレクトリ用の公開URL。
 
1544
 
 
1545
 
 
1546
server_stopped (SmartTCPServer)
 
1547
-------------------------------
 
1548
 
 
1549
サーバーがディレクトリの提供を停止するときに常に起動します。
 
1550
サーバーで実行します。
 
1551
フックのシグネチャは ``server_started`` と同じです。
 
1552
 
 
1553
 
 
1554
lock_acquired (LockDir)
 
1555
----------------------------
 
1556
 
 
1557
ロックの取得が成功したときにLockResultオブジェクトで呼び出されます(1.8で導入)。
 
1558
 
 
1559
lock_released (LockDir)
 
1560
----------------------------
 
1561
 
 
1562
ロックのリリースが成功したときにLockResultオブジェクトで呼び出されます(1.8で導入)。
 
1563
クライアントで実行します。
 
1564
 
 
1565
 
 
1566
commit_message_template (msgeditor)
 
1567
-----------------------------------
 
1568
 
 
1569
コミットメッセージテンプレートを生成するためにコミットによって起動する。
 
1570
それぞれのフックはコミットメッセージテンプレートを修正できます。
 
1571
フックのシグネチャは (commit, start_message)です:
 
1572
 
 
1573
  commit
 
1574
    進行中のコミットのための、コミットオブジェクト
 
1575
 
 
1576
  start_message
 
1577
    オリジナルのコミットメッセージで、初期はNone。
 
1578
 
 
1579
フックは新しいコミットメッセージテンプレートを返します。
 
1580
 
 
1581
(1.10の新しい機能)
 
1582
 
 
1583
 
 
1584
その他のストレージフォーマット
 
1585
==============================
 
1586
 
 
1587
実験的なフォーマットは次のとおりです。
 
1588
 
 
1589
:1.12-preview:
 
1590
    (ネイティブ) ビューとコンテンツのフィルタリングをサポートする作業ツリーフォーマット。
 
1591
 
 
1592
:1.12-preview-rich-root:
 
1593
    (ネイティブ) rich-rootデータをサポートする1.12-previewのバリアント(bzr-svnに必要)。
 
1594
 
 
1595
:development:
 
1596
    (ネイティブ) 現在の開発フォーマット。
 
1597
    pack-0.92 (とpack-0.92と互換性のある)フォーマットリポジトリにデータを変換できます。
 
1598
    このフォーマットのリポジトリとブランチはbzr.devによってのみ読み込みできます。
 
1599
    使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-repo.html
 
1600
    をご覧下さるようお願いします。
 
1601
 
 
1602
 
 
1603
:development-subtree:
 
1604
    (ネイティブ) 現在の開発フォーマット。サブツリーのバリアント。
 
1605
    pack-0.92-subtree (pack-0.92-subtreeと互換性のあるものなら何でも)フォーマットリポジトリ
 
1606
    から/へのデータの変換ができる。このフォーマットのリポジトリとブランチは
 
1607
    bzr.devによってのみ読み込みできます。
 
1608
    使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-repo.html
 
1609
    をご覧下さるようお願いします。
 
1610
 
 
1611
 
 
1612
廃止されたフォーマットは下記のとおりです。
 
1613
 
 
1614
:metaweave:
 
1615
    (ネイティブ) 0.8の暫定的なフォーマット。knitよりも遅い
 
1616
 
 
1617
:weave:
 
1618
    (ネイティブ) 0.8以前のフォーマット。knitよりも遅くチェックアウトと共用リポジトリをサポートしない。
 
1619
 
 
1620
:knit:
 
1621
    (ネイティブ) knitを使用するフォーマット。0.14とそれ以前のbzrとの相互運用に推奨される。
 
1622
 
 
1623
:dirstate:
 
1624
    (ネイティブ) 0.15での新しいフォーマット: ローカルオペレーションが速い。
 
1625
    ネットワークを通してアクセスするときは0.8とそれ以降のbzrと互換性がある。
 
1626
 
 
1627
:dirstate-tags:
 
1628
    (ネイティブ) 0.15での新しいフォーマット: 速いローカルオペレーションとネットワークオペレーションに関する改善されたスケーリング。
 
1629
    タグ用のサポートを追加。0.15以前のbzrとは互換性がない
 
1630
 
 
1631
:rich-root:
 
1632
    (ネイティブ) 1.0での新しいフォーマット。ツリーrootの扱いを改善。1.0以前のbzrと互換性がない。
 
1633
 
 
1634
 
 
1635
詳細なストレージフォーマットは ``bzr help formats`` を参照してください。
 
1636
 
 
1637
 
 
1638
リビジョンの識別子
 
1639
====================
 
1640
 
 
1641
リビジョンの識別子はブランチの履歴の特定の状態を参照します。
 
1642
これはリビジョン番号、もしくは ':' が後に続くキーワード、と他のパラメータになります。
 
1643
識別子の例として '3' 、 'last:1' 、 'before:yesterday' と 'submit:' などがあります。
 
1644
 
 
1645
'REV1' と 'REV2' がリビジョンの識別子である場合、
 
1646
'REV1..REV2' はリビジョンの範囲を表示します。
 
1647
例: '3647..3649' 、 'date:yesterday..-1' と 'branch:/path/to/branch1/..branch:/branch2'
 
1648
('..'周辺にはクォートもしくはスペースが存在しません)。
 
1649
 
 
1650
範囲は異なるコマンドによって異なる解釈がなされます。
 
1651
"log" コマンドに対して、範囲はログメッセージのシーケンスで、
 
1652
"diff" コマンドに対しては、範囲は(変更のシーケンスではなく)リビジョン間の変更を表示します。
 
1653
加えて、 "log" はclosed rangeを考慮するのに対して"diff"と"merge"はopen-endedとみなす、
 
1654
すなわち、これらは1つのendを含みますが他方は含みません。
 
1655
例です: "bzr log -r 3647..3649"はリビジョン3647、3648と3649のメッセージを表示するのに対して、
 
1656
"bzr diff -r 3647..3649"は3647と3648の間に行われた変更を含み、3649の変更は含みません。
 
1657
 
 
1658
リビジョン選択方法として使用されるキーワードは次のとおりです:
 
1659
 
 
1660
:revno:
 
1661
        番号を使用するリビジョンを選択する。
 
1662
:revid:
 
1663
        リビジョンidを使用するリビジョンを選択する。
 
1664
:last:
 
1665
        最後からn番目のリビジョンを選択する。
 
1666
:before:
 
1667
        指定されたリビジョンの親を選択する。
 
1668
:tag:
 
1669
        タグ名によって識別されるリビジョンを選択する。
 
1670
:date:
 
1671
        日付スタンプを基本とするリビジョンを選択する。
 
1672
:ancestor:
 
1673
        2番目のブランチで共通の祖先を選択する。
 
1674
:branch:
 
1675
        指定ブランチの最終リビジョンを選択する。
 
1676
:submit:
 
1677
        投稿ブランチで共通の祖先を選択する。
 
1678
 
 
1679
加えて、プラグインは他のキーワードを提供できます。
 
1680
 
 
1681
それぞれのキーワードの詳細な説明は下記のとおりです。
 
1682
 
 
1683
:revno:
 
1684
 
 
1685
    ブランチの履歴内のリビジョンを指定するために整数を使用する。
 
1686
    オプションとしてブランチを指定できます。接頭辞の 'revno:' はオプションです。
 
1687
    負の数はブランチの最後から数えます(-1は最後のリビジョン、-2はその前のリビジョン)。
 
1688
    負の数がブランチの履歴よりも大きい場合、最初のリビジョンが返されます。
 
1689
    例::
 
1690
 
 
1691
      revno:1                   -> このブランチの最初のリビジョンを返す
 
1692
      revno:3:/path/to/branch   -> '/path/to/branch' ブランチの3番目のリビジョンを返す
 
1693
      revno:-1                  -> ブランチの最後のリビジョン。
 
1694
      -2:http://other/branch    -> リモートブランチの最後から2番目のリビジョン。
 
1695
      -1000000                  -> 履歴がとても長くなければ、おそらくは最初のリビジョン。
 
1696
 
 
1697
:revid:
 
1698
 
 
1699
    特定のリビジョンidを提供します。
 
1700
    ブランチの祖先のリビジョンidを指定するために使用できます。
 
1701
    マージと、マージの追加を含む。
 
1702
    例::
 
1703
 
 
1704
      revid:aaaa@bbbb-123456789 -> リビジョン 'aaaa@bbbb-123456789' を選択する
 
1705
 
 
1706
:last:
 
1707
 
 
1708
    最後からn番目のリビジョンを取得するには正の数を提供する。
 
1709
    負の数の提供に関しては 'revno:' の仕様と同じです。
 
1710
    例::
 
1711
 
 
1712
      last:1        -> 最後のバージョンを返す。
 
1713
      last:3        -> 最後の2つ前のリビジョンを返す。
 
1714
 
 
1715
:before:
 
1716
 
 
1717
    そのリビジョンの親を返すリビジョンスペックを提供する。
 
1718
    主にブランチのリビジョンの履歴の中に存在しないリビジョンを検査する際に便利です。
 
1719
 
 
1720
    nullリビジョン(before:0)の親をリクエストするのは間違いです。
 
1721
 
 
1722
    例::
 
1723
 
 
1724
      before:1913    -> revno 1913の親を返す (revno 1912)
 
1725
      before:revid:aaaa@bbbb-1234567890  -> リビジョンaaaa@bbbb-1234567890の親を返す
 
1726
      bzr diff -r before:1913..1913
 
1727
            -> リビジョン1913とその親(1912)の間の変更を見つける
 
1728
               (リビジョン1913が導入する変更が行うこと)。
 
1729
               これは bzr diff -c 1913と同等です
 
1730
 
 
1731
:tag:
 
1732
 
 
1733
    タグはブランチに保存され、'tag'コマンドによって作成される。
 
1734
 
 
1735
:date:
 
1736
 
 
1737
    日付にマッチする最初のリビジョンを選択するためのデータスタンプを提供する。
 
1738
    日付は 'yesterday'、'today'、'tomorrow' もしくはYYYY-MM-DDの文字列です。
 
1739
    与えられた日付(深夜もしくは指定された時間のどちらか)の後の最初のエントリにマッチする。
 
1740
 
 
1741
    昨日以降のすべての変更を表示する方法の1つは次のとおりです::
 
1742
 
 
1743
        bzr log -r date:yesterday..
 
1744
 
 
1745
    例::
 
1746
 
 
1747
      date:yesterday            -> 昨日以降の最初のリビジョンを選択する
 
1748
      date:2006-08-14,17:10:14  -> August 14th, 2006 at 5:10pmの後の最初のリビジョンを選択する。
 
1749
 
 
1750
:ancestor:
 
1751
 
 
1752
    共通の祖先を選択するためにブランチへのパスを提供する。
 
1753
 
 
1754
    共通の祖先は両方のブランチの中に存在する最後のリビジョンです。
 
1755
    通常これはブランチポイントですが、マージされたリビジョンにもなり得ます。
 
1756
 
 
1757
    リモートブランチからマージしなかった変更を除外する一方で、
 
1758
    これはブランチが導入したすべての変更を返すために 'diff' でよく使用されます。
 
1759
 
 
1760
    例::
 
1761
 
 
1762
      ancestor:/path/to/branch
 
1763
      $ bzr diff -r ancestor:../../mainline/branch
 
1764
 
 
1765
:branch:
 
1766
 
 
1767
    最後のリビジョンを選択するためにブランチへのパスを提供する。
 
1768
 
 
1769
    例::
 
1770
 
 
1771
      branch:/path/to/branch
 
1772
 
 
1773
:submit:
 
1774
 
 
1775
    これに対する差分は、このブランチで行われたすべての変更を表示し、
 
1776
    マージされる予定のもののよい予測子です。
 
1777
    投稿ブランチはbundleとmergeコマンドによって使用されます。
 
1778
    投稿ブランチが指定されなければ、親ブランチが代わりに使用されます。
 
1779
 
 
1780
    共通の祖先は両方のブランチ内に存在する最終リビジョンです。
 
1781
    通常これはブランチポイントですが、マージされたリビジョンにもなり得ます。
 
1782
 
 
1783
    例::
 
1784
 
 
1785
      $ bzr diff -r submit:
 
1786
 
 
1787
 
 
1788
標準オプション
 
1789
===============
 
1790
 
 
1791
標準オプションはすべてのコマンドで有効です。
 
1792
 
 
1793
--help, -h     ヘルプメッセージを表示する。
 
1794
--verbose, -v  詳細な情報を表示する。
 
1795
--quiet, -q    エラーと警告のみ表示する。
 
1796
 
 
1797
グローバルオプションとは異なり、標準オプションはエイリアスで利用可能です。
 
1798
 
 
1799
 
 
1800
ステータスフラグ
 
1801
==================
 
1802
 
 
1803
簡潔な方法で作業ツリーへの変更を要約するためにステータスフラグが使用されます。これらは次の形式をとります::
 
1804
 
 
1805
   xxx   <filename>
 
1806
 
 
1807
カラムの意味は次のとおりです。
 
1808
カラム 1 - バージョン管理/リネーム::
 
1809
 
 
1810
  + バージョン管理されているファイル
 
1811
  - バージョン管理されていないファイル
 
1812
  R リネームされたファイル
 
1813
  ? 未知のファイル
 
1814
  C 衝突した内容を持つファイル
 
1815
  P マージを追加するためのエントリ(ファイルではない)
 
1816
 
 
1817
カラム 2 - コンテンツ::
 
1818
 
 
1819
  N 作成されたファイル
 
1820
  D 削除されたファイル
 
1821
  K 変更されたファイルの種類
 
1822
  M 修正されたファイル
 
1823
 
 
1824
カラム 3 - 実行::
 
1825
 
 
1826
  * 実行が少し変更された
 
1827
 
 
1828
 
 
1829
URLの識別子
 
1830
============
 
1831
 
 
1832
サポートされるURLの接頭辞::
 
1833
 
 
1834
  aftp://             アクティブFTPを利用したアクセス
 
1835
  bzr://              Bazaarスマートサーバーを利用したファーストアクセス
 
1836
  bzr+ssh://          SSHを通したBazaarスマートサーバーを利用したファーストアクセス
 
1837
  file://             標準ファイルシステムを利用したアクセス(デフォルト)
 
1838
  ftp://              パッシブFTPを利用したアクセス
 
1839
  http://             ウェブにエクスポートされたブランチへのリードオンリーのアクセス。
 
1840
  https://            SSLを利用したウェブにエクスポートされたブランチへのリードオンリーのアクセス。
 
1841
  sftp://             SFTPを利用したアクセス(大抵のSSHサーバーはSFTPを提供する)。
 
1842
 
 
1843
 
 
1844
.. _authentication: `認証の設定`_
 
1845
.. _bugs: `バグトラッカーの設定`_
 
1846
.. _configuration: `構成設定`_
 
1847
.. _conflicts: `衝突のタイプ`_
 
1848
.. _current-formats: `現在のストレージフォーマット`_
 
1849
.. _env-variables: `環境変数`_
 
1850
.. _global-options: `グローバルオプション`_
 
1851
.. _other-formats: `その他のストレージフォーマット`_
 
1852
.. _revisionspec: `リビジョンの識別子`_
 
1853
.. _standard-options: `標準オプション`_
 
1854
.. _status-flags: `ステータスフラグ`_
 
1855
.. _urlspec: `URLの識別子`_
 
1856
 
 
1857
 
 
1858
 
 
1859
コマンド
 
1860
#########
 
1861
 
 
1862
add
 
1863
===
 
1864
:目的: 指定したファイルもしくはディレクトリを追加する。
 
1865
:使い方:   bzr add [FILE...]
 
1866
 
 
1867
:オプション:
 
1868
  --dry-run            何が行われるか表示するが、実際には行わない。
 
1869
  -v, --verbose        詳細な情報を表示する。
 
1870
  --no-recurse         ディレクトリの内容を再帰的に追加しない。
 
1871
  -h, --help           ヘルプメッセージを表示する。
 
1872
  -q, --quiet          エラーと警告だけ表示する。
 
1873
  --file-ids-from=ARG  このツリーからファイルのidを探索する。
 
1874
 
 
1875
:説明:
 
1876
  non-recursiveモードでは、以前無視されたファイルであっても、
 
1877
  名前つきのすべてのアイテムが追加されます。
 
1878
  名前つきファイルがすでにバージョン管理されている場合は警告が表示されます。
 
1879
 
 
1880
  recursiveモード(デフォルト)では、ファイルは同じ方法で扱われますが、
 
1881
  ディレクトリに対するふるまいは異なります。
 
1882
  すでにバージョン管理されているディレクトリであれば警告は表示されません。
 
1883
  すべてのディレクトリは、バージョン管理されているかいないかに関わらず、
 
1884
  ファイルもしくはバージョン管理も無視もされているサブディレクトリのための検索対象になり、
 
1885
  これらは追加されます。
 
1886
  この検索はバージョン管理されたディレクトリにも再帰的に進められます。
 
1887
  名前が渡されなければ、'.'が想定されます。
 
1888
 
 
1889
  それゆえ単に 'bzr add' を実行すると現在未知であるファイルのすべてがバージョン管理されます。
 
1890
 
 
1891
  親ディレクトリがバージョン管理されていないファイルを追加すると
 
1892
  親およびそのrootまでも暗黙の内に追加されます。
 
1893
  このことが意味するのはディレクトリを明示的に追加する必要はなく、
 
1894
  ディレクトリの中のファイルを1つ追加するときにそれらのディレクトリも追加されます。
 
1895
 
 
1896
  --dry-runは追加されるファイルを表示しますが、それらを実際に追加しません。
 
1897
 
 
1898
  --file-ids-fromは提供されたパスからファイルのidの使用を試みます。
 
1899
  これは同じファイル名を持ちマッチするディレクトリの発見をするためにidを探し、また純粋なパスによって行います。
 
1900
  このオプションが必要になるのはめったにありませんが、後でマージする2つのブランチに同じ論理ファイルを追加する
 
1901
  ときに便利です(2つの異なる追加を衝突として表示しません)。
 
1902
  別のプロジェクトをこのプロジェクトのサブディレクトリにマージする際にも便利です。
 
1903
 
 
1904
:関連コマンド: `remove`_
 
1905
 
 
1906
 
 
1907
alias
 
1908
=====
 
1909
:目的: エイリアスの設定/設定解除と表示を行う。
 
1910
:使い方:   bzr alias [NAME]
 
1911
 
 
1912
:オプション:
 
1913
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
1914
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
1915
  --remove       エイリアスを削除する。
 
1916
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
1917
 
 
1918
:例:
 
1919
    現在のエイリアスを表示するには::
 
1920
 
 
1921
        bzr alias
 
1922
 
 
1923
    'll'用に指定されたエイリアスを表示するには::
 
1924
 
 
1925
        bzr alias ll
 
1926
 
 
1927
    'll'のエイリアスを設定するには::
 
1928
 
 
1929
        bzr alias ll="log --line -r-10..-1"
 
1930
 
 
1931
    'll'のエイリアスを削除するには::
 
1932
 
 
1933
        bzr alias --remove ll
 
1934
 
 
1935
 
 
1936
 
 
1937
annotate
 
1938
========
 
1939
:目的: ファイルのそれぞれの行のoriginを表示する。
 
1940
:使い方:   bzr annotate FILENAME
 
1941
 
 
1942
:オプション:
 
1943
  --all                 すべての行の注釈を表示する。
 
1944
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
1945
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
1946
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
1947
  --long                注釈のコミット日時を表示する。
 
1948
  --show-ids            内部のオブジェクトidを表示する。
 
1949
  -r ARG, --revision=ARG
 
1950
                        "help revisionspec"の詳細を参照。
 
1951
 
 
1952
:説明:
 
1953
  このコマンドは与えられたファイルの、変更によって導入されたリビジョン、
 
1954
  筆者と日付を示す注釈を左側で表示します。
 
1955
 
 
1956
  連続した行の続きに関してoriginが同じ場合、
 
1957
  --allオプションが渡されない限り、これはトップでのみ表示されます。
 
1958
 
 
1959
:エイリアス:  ann, blame, praise
 
1960
 
 
1961
 
 
1962
bind
 
1963
====
 
1964
:目的: 現在のブランチを提供されたブランチのチェックアウトに変換する。
 
1965
:使い方:   bzr bind [LOCATION]
 
1966
 
 
1967
:オプション:
 
1968
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
1969
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
1970
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
1971
 
 
1972
:説明:
 
1973
  チェックアウトに変換されると、コミットはローカルブランチに適用される前に
 
1974
  コミットはマスターブランチを継承しなければなりません。
 
1975
 
 
1976
  ローカルに設定されない限りバインドされたブランチは
 
1977
  マスターブランチのニックネームを使用します。
 
1978
  この場合、バインディングはローカルなニックネームをマスターのものに更新します。
 
1979
 
 
1980
:関連コマンド: `checkout`_, `unbind`_
 
1981
 
 
1982
 
 
1983
branch
 
1984
======
 
1985
:目的: ブランチの新しいコピーを作成する。
 
1986
:使い方:   bzr branch FROM_LOCATION [TO_LOCATION]
 
1987
 
 
1988
:オプション:
 
1989
  --stacked             ソースブランチを参照するスタックドブランチを作成する。
 
1990
                        すべてのオペレーションに関して
 
1991
                        新しいブランチはソースブランチの利用可能性に依存する。
 
1992
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
1993
  --standalone          利用可能であっても共用リポジトリを使用しない。
 
1994
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
1995
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
1996
  --hardlink            可能な作業ツリーファイルをハードリンクする。
 
1997
  -r ARG, --revision=ARG
 
1998
                        詳細は "help revisionspec" を参照。
 
1999
 
 
2000
:説明:
 
2001
  TO_LOCATIONが省略されると、FROM_LOCATIONの最終コンポーネントが使用されます。
 
2002
  言い換えると、 "branch ../foo/bar" は./bar を作成しようとします。
 
2003
  FROM_LOCATIONが/を持たない もしくは埋め込みのパスの区切り文字を持つ場合
 
2004
  冒頭のスキームもしくはドライブの識別子を剥ぎ取ることで、
 
2005
  FROM_LOCATIONからTO_LOCATIONが得られます。
 
2006
  たとえば、"branch lp:foo-bar"は./foo-barを作成しようとします。
 
2007
 
 
2008
  ブランチの特定のリビジョンを読み取るには、
 
2009
  "branch foo/bar -r 5"のような、--revisionパラメータを提供します。
 
2010
 
 
2011
:エイリアス:  get, clone
 
2012
:関連コマンド: `checkout`_
 
2013
 
 
2014
 
 
2015
break-lock
 
2016
==========
 
2017
:目的: リポジトリ、ブランチもしくは作業ディレクトリのデッドロックをブレークする。
 
2018
:使い方:   bzr break-lock [LOCATION]
 
2019
 
 
2020
:オプション:
 
2021
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2022
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2023
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2024
 
 
2025
:説明:
 
2026
  警告: ロックを保持するプロセスが停止したときにのみロックはブレークします。
 
2027
 
 
2028
  'bzr info'コマンドを通して開いているロックに関する情報を得ることができます。
 
2029
 
 
2030
:例:
 
2031
    bzr break-lock
 
2032
 
 
2033
 
 
2034
 
 
2035
cat
 
2036
===
 
2037
:目的: 与えられたリビジョンのファイルの内容を標準出力に書き込む。
 
2038
:使い方:   bzr cat FILENAME
 
2039
 
 
2040
:オプション:
 
2041
  -r ARG, --revision=ARG
 
2042
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2043
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2044
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2045
  --name-from-revision  古いツリーのパス名。
 
2046
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2047
 
 
2048
:説明:
 
2049
  リビジョンが指定されなければ、最後のリビジョンが使用されます。
 
2050
 
 
2051
  注意: バイナリファイルでこのコマンドを使用する際には
 
2052
        標準出力をリダイレクトするように気をつけてください。
 
2053
 
 
2054
:関連コマンド: `ls`_
 
2055
 
 
2056
 
 
2057
check
 
2058
=====
 
2059
:目的: 作業ツリーの構造、ブランチの一貫性、とリポジトリの履歴をバリデートする。
 
2060
:使い方:   bzr check [PATH]
 
2061
 
 
2062
:オプション:
 
2063
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2064
  --tree         現在のディレクトリに関連した作業ツリーをチェックする。
 
2065
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2066
  --repo         現在のディレクトリに関連したリポジトリをチェックする。
 
2067
  --branch       現在のディレクトリに関連したブランチをチェックする。
 
2068
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2069
 
 
2070
:説明:
 
2071
  このコマンドはデータの破損もしくはbzrのバグを検出するために
 
2072
  ブランチとリポジトリストレージに関するさまざまな不変量をチェックします・
 
2073
 
 
2074
  問題が検出された場合のみ作業ツリーとブランチのチェックは出力をします。
 
2075
  リポジトリチェックの出力フィールドは次のとおりです:
 
2076
 
 
2077
      revisions: これはチェックされるリビジョンの番号です。
 
2078
          これは問題を示しません。
 
2079
      versionedfiles: これはチェックされるバージョン管理されたファイルの数です。
 
2080
          これは問題を示しません。
 
2081
      unreferenced ancestors: 他のテキストの祖先であるテキストは、
 
2082
          リビジョンの祖先によって適切に参照されません。
 
2083
          これはBazaarが対処できるsubtleな問題です。
 
2084
      unique file texts: チェックされるリビジョンで見つかる
 
2085
          ファイルの内容の合計数です。これは問題を示しません。
 
2086
      repeated file texts: チェックされるリビジョンで見つかる、
 
2087
          繰り返されるテキストの合計数です。
 
2088
          テキストのエントリが修正されたときにテキストは繰り返しできますが、
 
2089
          ファイルの内容は繰り返しできません。
 
2090
          これは問題を示しません。
 
2091
 
 
2092
  制限が指定されなければ、すべてのBazaarデータはチェックされる位置で見つかります。
 
2093
 
 
2094
:例:
 
2095
    'foo' でのツリーとブランチをチェックする::
 
2096
 
 
2097
        bzr check --tree --branch foo
 
2098
 
 
2099
    'bar'でのリポジトリのみをチェックする::
 
2100
 
 
2101
        bzr check --repo bar
 
2102
 
 
2103
    'baz' ですべてをチェックする::
 
2104
 
 
2105
        bzr check baz
 
2106
 
 
2107
:関連コマンド: `reconcile`_
 
2108
 
 
2109
 
 
2110
checkout
 
2111
========
 
2112
:目的: 既存のブランチの新しいチェックアウトを作成する。
 
2113
:使い方:   bzr checkout [BRANCH_LOCATION] [TO_LOCATION]
 
2114
 
 
2115
:オプション:
 
2116
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2117
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2118
  --files-from=ARG      このツリーからファイルの内容を取得する。
 
2119
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2120
  --hardlink            利用可能な作業ツリーファイルをハードリンクする。
 
2121
  --lightweight         軽量チェックアウトを実行する。オペレーションに関して
 
2122
                        軽量チェックアウトはブランチへの権限に依存する。
 
2123
                        通常のチェックアウトはdiffやstatusのようなアクセスが
 
2124
                        不要な共通のオペレーションを実行可能で、
 
2125
                        ローカルコミットもサポートします。
 
2126
  -r ARG, --revision=ARG
 
2127
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2128
 
 
2129
:説明:
 
2130
  BRANCH_LOCATIONが省略されると、'.'で見つかるブランチ用に
 
2131
  チェックアウトは作業ツリーを再構成します。
 
2132
  作業ツリーを削除した場合もしくはこれがけっして作成されない場合
 
2133
  - すなわち、SFTPを使用してブランチを現在の位置にpushする場合、これは便利です。
 
2134
 
 
2135
  TO_LOCATIONが省略されると、BRANCH_LOCATIONの最後のコンポーネントが使用されます。
 
2136
  言い換えると、"checkout ../foo/bar" は./barを作成しようとします。
 
2137
  BRANCH_LOCATIONが has no /を持たないもしくはパスの区切り文字が埋め込まれている場合、
 
2138
  先頭のスキームもしくはドライブの識別子を除去することでBRANCH_LOCATIONからTO_LOCATIONが
 
2139
  得られます。たとえば、"checkout lp:foo-bar"は./foo-barを作成しようとします。
 
2140
 
 
2141
  特定のリビジョンのブランチを読み取るには、
 
2142
  "checkout foo/bar -r 5"のように--revisionパラメータを提供します。
 
2143
  これはすぐに時代遅れになりますが[なのでコミットできない]
 
2144
  役に立つことがあります(すなわち古いコードを検査するため)。
 
2145
 
 
2146
:エイリアス:  co
 
2147
:関連コマンド: `branch`_, `チェックアウト`_
 
2148
 
 
2149
 
 
2150
commit
 
2151
======
 
2152
:目的: 変更を新しいリビジョンにコミットする。
 
2153
:使い方:   bzr commit [SELECTED...]
 
2154
 
 
2155
:オプション:
 
2156
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2157
  --author=ARG          著者の名前がコミッターとは異なる場合、著者の名前を設定する。
 
2158
  --unchanged           何も変更されていなくてもコミットする。
 
2159
  --fixes=ARG           このリビジョンをバグが修正されたものとしてマークする。
 
2160
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2161
  --show-diff           メッセージが提供されないとき、
 
2162
                        メッセージエディタでステータスの要約と一緒に差分を表示する。
 
2163
  --strict              作業ツリーの中に未知のファイルが存在する場合コミットを拒否する。
 
2164
  -F MSGFILE, --file=MSGFILE
 
2165
                        このファイルからコミットメッセージを取得する。
 
2166
  -x ARG, --exclude=ARG
 
2167
                        与えられたパスへの変更を考慮しない。
 
2168
  -m ARG, --message=ARG
 
2169
                        新しいリビジョンの説明。
 
2170
  --local               バインドされたブランチにローカルコミットを実行する。
 
2171
                        通常のコミットが実行されるまで
 
2172
                        ローカルコミットはマスターブランチにpushされません。
 
2173
 
 
2174
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2175
 
 
2176
:説明:
 
2177
  引数が渡されなければ、ツリー全体がコミットされます。
 
2178
 
 
2179
  選択されたファイルが指定されると、これらのファイルへの変更のみがコミットされます。
 
2180
  ディレクトリが指定されるとディレクトリとその中のすべてがコミットされます。
 
2181
 
 
2182
  excludesが渡されるとき、これらは選択されたファイルよりも優先されます。
 
2183
  たとえば、fooの範囲での変更のみコミットされますが、foo/barの範囲の変更はコミットされません::
 
2184
 
 
2185
    bzr commit foo -x foo/bar
 
2186
 
 
2187
  変更の著者がコミッターと同じ人物でなければ、
 
2188
  --authorオプションを使用して著者の名前を指定できます。
 
2189
  名前はコミッターidと同じフォーマットです。たとえば"John Doe <jdoe@example.com>"です。
 
2190
 
 
2191
  コミットされるツリーが無効である場合選択されたファイルのコミットが失敗することがあります。
 
2192
  次の一連のコマンドを考えてみましょう::
 
2193
 
 
2194
    bzr init foo
 
2195
    mkdir foo/bar
 
2196
    bzr add foo/bar
 
2197
    bzr commit foo -m "committing foo"
 
2198
    bzr mv foo/bar foo/baz
 
2199
    mkdir foo/bar
 
2200
    bzr add foo/bar
 
2201
    bzr commit foo/bar -m "committing bar but not baz"
 
2202
 
 
2203
  上記の例において、最終コミットは故意に失敗します。
 
2204
  これによってユーザーは、同時に、最初に個別に、もしくはまったく
 
2205
  リネームしたくないかどうかを決める機会を得ます。
 
2206
  (一般的なルールとして、判断がつかないとき、Bazaarは安全に物事を行う方針を持ちます。)
 
2207
 
 
2208
  注: マージの後の選択されたファイルのコミットはまだサポートされていません。
 
2209
 
 
2210
:エイリアス:  ci, checkin
 
2211
:関連コマンド: `bugs`_, `uncommit`_
 
2212
 
 
2213
 
 
2214
conflicts
 
2215
=========
 
2216
:目的: 衝突を持つファイルの一覧を表示する。
 
2217
:使い方:   bzr conflicts
 
2218
 
 
2219
:オプション:
 
2220
  --text         テキストの衝突を持つファイルのパスの一覧を表示する。
 
2221
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2222
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2223
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2224
 
 
2225
:説明:
 
2226
  マージは2つのブランチの変更を結合するために最善を尽くしますが、
 
2227
  人間だけが修正できるある種の問題が存在します。
 
2228
  この問題に遭遇するとき、衝突がマークされます。
 
2229
  衝突はコミットする前に何かを修正する必要があることを意味します。
 
2230
 
 
2231
  通常の衝突は短く人間が読めるメッセージとして一覧が示されます。
 
2232
  --textが提供される場合、代わりに、テキストの衝突を持つファイルのパスの一覧が表示されます。
 
2233
  (これはテキストの衝突を持つファイルをすべて編集するために便利です。)
 
2234
 
 
2235
  問題を修正したらbzr resolveを使用します。
 
2236
 
 
2237
:関連コマンド: `resolve`_
 
2238
 
 
2239
 
 
2240
 
 
2241
deleted
 
2242
=======
 
2243
:目的: 作業ツリーの中で削除されたファイルの一覧を表示する。
 
2244
:使い方:   bzr deleted
 
2245
 
 
2246
:オプション:
 
2247
  --show-ids     内部のオブジェクトidを表示する。
 
2248
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2249
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2250
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2251
 
 
2252
:関連コマンド: `ls`_, `status`_
 
2253
 
 
2254
 
 
2255
diff
 
2256
====
 
2257
:目的: リビジョンもしくはブランチの間の、作業ツリーの中の違いを表示する。
 
2258
:使い方:   bzr diff [FILE...]
 
2259
 
 
2260
:オプション:
 
2261
  --old=ARG             から比較するブランチ/ツリー。
 
2262
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2263
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2264
  -p ARG, --prefix=ARG  コロンによって区切られた2つの値として
 
2265
                        新旧のファイル名に追加される接頭辞を設定する(たとえば"old/:new/")。
 
2266
  --using=ARG           ファイルを比較するためにこのコマンドを使用する。
 
2267
  --new=ARG             へ比較するブランチ/ツリー。
 
2268
  -r ARG, --revision=ARG
 
2269
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2270
  --diff-options=ARG    これらのオプションを外部diffプログラムに渡す。
 
2271
  -c ARG, --change=ARG  指定されたリビジョンによって導入された変更を選択する。
 
2272
                        "help revisionspec"も参照。
 
2273
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2274
 
 
2275
:説明:
 
2276
  引数が渡されなければ、現在のツリーに対するすべての変更の一覧が表示されます。
 
2277
  ファイルが渡されれば、これらのファイルの中の変更の一覧だけが表示されます。
 
2278
  リモートと複数のブランチは--oldと--newオプションを使用して比較できます。
 
2279
  これらのオプションが提供されなければ、両方のデフォルトは、存在すれば最初の引数、
 
2280
  引数が渡されなければ現在のツリーから得られます。
 
2281
 
 
2282
  "bzr diff -p1" は "bzr diff --prefix old/:new/"と同等で、
 
2283
  "patch -p1"に最適なパッチが生成されます。
 
2284
 
 
2285
:例:
 
2286
    作業ツリーと最終コミットの間の違いを表示する::
 
2287
 
 
2288
        bzr diff
 
2289
 
 
2290
    作業ツリーとリビジョン1の間の違い::
 
2291
 
 
2292
        bzr diff -r1
 
2293
 
 
2294
    リビジョン1とリビジョン2の間の違い::
 
2295
 
 
2296
        bzr diff -r1..2
 
2297
 
 
2298
    ブランチxxxのリビジョン1とリビジョン2の間の違い::
 
2299
 
 
2300
        bzr diff -r1..2 xxx
 
2301
 
 
2302
    NEWSファイルの違いだけ表示する::
 
2303
 
 
2304
        bzr diff NEWS
 
2305
 
 
2306
    NEWSファイルに対する作業ツリーの中の違いを表示する::
 
2307
 
 
2308
        bzr diff xxx/NEWS
 
2309
 
 
2310
    xxxブランチからこの作業ツリーの違いを表示する:
 
2311
 
 
2312
        bzr diff --old xxx
 
2313
 
 
2314
    NEWSファイルに対する2つのブランチの違いを表示する::
 
2315
 
 
2316
        bzr diff --old xxx --new yyy NEWS
 
2317
 
 
2318
    'bzr diff'と同じであるがold/とnew/でパスに接頭辞を追加する::
 
2319
 
 
2320
        bzr diff --prefix old/:new/
 
2321
 
 
2322
:Exitの値:
 
2323
    1 - 変更された
 
2324
    2 - 表現できない変更
 
2325
    3 - エラー
 
2326
    0 - 変更なし
 
2327
 
 
2328
 
 
2329
:エイリアス:  di, dif
 
2330
:関連コマンド: `status`_
 
2331
 
 
2332
 
 
2333
export
 
2334
======
 
2335
:目的: 現在のリビジョンを指定されたディレクトリもしくはアーカイブにエクスポートする。
 
2336
:使い方:   bzr export DEST [BRANCH_OR_SUBDIR]
 
2337
 
 
2338
:オプション:
 
2339
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2340
  --format=ARG          Type of file to export to.
 
2341
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2342
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2343
  --root=ARG            エクスポートされたファイル内部のrootディレクトリの名前。
 
2344
  -r ARG, --revision=ARG
 
2345
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2346
 
 
2347
:説明:
 
2348
  リビジョンが指定されなければこれは最終コミットのリビジョンをエクスポートします。
 
2349
 
 
2350
  フォーマットはtar、tgz、tbz2のような"exporter"の名前になることができます。
 
2351
  何も渡されなければ、拡張子かrフォーマットを見つけようとします。
 
2352
  拡張子が見つからなければディレクトリにエクスポートします(--format=dirと同等)。
 
2353
 
 
2354
  rootが提供されると、これはコンテナフォーマット(tar、zip、その他)内部のrootディレクトリとして使用されます。
 
2355
  これが提供されなければエクスポートされるファイル名へのデフォルトになります。
 
2356
  rootオプションは'dir'フォーマットに対して効果がありません。
 
2357
 
 
2358
  ブランチが省略されると現在の作業ディレクトリを含むブランチが使用されます。
 
2359
 
 
2360
  注: ASCIIではないファイル名でのツリーのエクスポートはサポートされません。
 
2361
 
 
2362
    ==========================       =========================
 
2363
    サポートされるフォーマット        拡張子で自動検出
 
2364
    ==========================       =========================
 
2365
       dir                              (none)
 
2366
       tar                               .tar
 
2367
       tbz2                              .tar.bz2, .tbz2
 
2368
       tgz                               .tar.gz, .tgz
 
2369
       zip                               .zip
 
2370
    ==========================       =========================
 
2371
 
 
2372
 
 
2373
 
 
2374
help
 
2375
====
 
2376
:目的: コマンドもしくは他のトピックのヘルプを表示する。
 
2377
:使い方:   bzr help [TOPIC]
 
2378
 
 
2379
:オプション:
 
2380
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2381
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2382
  --long         すべてのコマンドのヘルプを表示する。
 
2383
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2384
 
 
2385
:エイリアス:  ?, --help, -?, -h
 
2386
:関連コマンド: topics
 
2387
 
 
2388
 
 
2389
ignore
 
2390
======
 
2391
:目的: 指定されたファイルもしくはパターンを無視する。
 
2392
:使い方:   bzr ignore [NAME_PATTERN...]
 
2393
 
 
2394
:オプション:
 
2395
  --old-default-rules   bzr < 0.9で使用される無視ルールを書き出す。
 
2396
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2397
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2398
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2399
 
 
2400
:説明:
 
2401
  パターンの構文の詳細は ``bzr help patterns`` を参照。
 
2402
 
 
2403
  無視リストからパターンを除外するには、.bzrignoreファイルを編集します。
 
2404
  追加した後で、コマンドを使用して間接的に、もしくはエディタを使用して
 
2405
  直接そのファイルを編集もしくは削除した後で、そのコミットを確認してください。
 
2406
 
 
2407
  注: シェルのワイルドカードを含む無視パターンはUnixのシェルからクォートされなければなりません。
 
2408
 
 
2409
:例:
 
2410
    トップレベルのMakefileを無視する::
 
2411
 
 
2412
        bzr ignore ./Makefile
 
2413
 
 
2414
    すべてのディレクトリのクラスファイルを無視する::
 
2415
 
 
2416
        bzr ignore "*.class"
 
2417
 
 
2418
    libディレクトリ下の.oファイルを無視する::
 
2419
 
 
2420
        bzr ignore "lib/**/*.o"
 
2421
 
 
2422
    libディレクトリ下の.oファイルを無視する::
 
2423
 
 
2424
        bzr ignore "RE:lib/.*\.o"
 
2425
 
 
2426
    "debian"トップレベルディレクトリ以外のすべてを無視する::
 
2427
 
 
2428
        bzr ignore "RE:(?!debian/).*"
 
2429
 
 
2430
:関連コマンド: `ignored`_, `パターン`_, `status`_
 
2431
 
 
2432
 
 
2433
ignored
 
2434
=======
 
2435
:目的: 無視するファイルとそれらにマッチするパターンの一覧を表示する。
 
2436
:使い方:   bzr ignored
 
2437
 
 
2438
:オプション:
 
2439
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2440
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2441
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2442
 
 
2443
:説明:
 
2444
  無視されるファイルと無視パターンのすべての一覧を表示します。
 
2445
 
 
2446
  代わりにファイルの一覧だけを表示するには::
 
2447
 
 
2448
      bzr ls --ignored
 
2449
 
 
2450
:関連コマンド: `ignore`_, `ls`_
 
2451
 
 
2452
 
 
2453
info
 
2454
====
 
2455
:目的: 作業ツリー、ブランチもしくはリポジトリに関する情報を表示する。
 
2456
:使い方:   bzr info [LOCATION]
 
2457
 
 
2458
:オプション:
 
2459
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2460
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2461
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2462
 
 
2463
:説明:
 
2464
  このコマンドはツリー、ブランチもしくはリポジトリに関連する既知の位置とフォーマットのすべてを表示します。
 
2465
  統計情報はそれぞれのレポートに含まれます。
 
2466
 
 
2467
  ブランチと作業ツリーは見つからないリビジョンもレポートします。
 
2468
 
 
2469
:関連項目: `リポジトリ`_, `revno`_, `作業ツリー`_
 
2470
 
 
2471
 
 
2472
init
 
2473
====
 
2474
:目的: ディレクトリをバージョン管理下にあるブランチにする。
 
2475
:使い方:   bzr init [LOCATION]
 
2476
 
 
2477
:オプション:
 
2478
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2479
  --create-prefix       ブランチに通じるパスがまだ存在していなければそれを作成する。
 
2480
  --append-revisions-only
 
2481
                        revnosもしくは既存のログを変更しない。
 
2482
                        リビジョンを追加するのみ。
 
2483
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2484
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2485
 
 
2486
  ブランチのフォーマット::
 
2487
 
 
2488
    --format=ARG        このブランチのフォーマットを指定する。"help formats"を参照。
 
2489
    --1.12-preview      ビューとコンテンツのフィルタリングをサポートする作業ツリーフォーマット。
 
2490
    --1.12-preview-rich-root
 
2491
                        rich-rootデータをサポートする1.12-previewのバリアント(bzr-svnに必要)
 
2492
    --1.6               スタックをサポートするリポジトリに基づいたブランチとパック。
 
2493
    --1.6.1-rich-root   スタックとリッチなrootデータをサポートするリポジトリに基づいた
 
2494
                        ブランチとパック(bzr-svnに必要)。
 
2495
    --1.9               btreeインデックスを使用するリポジトリに基づいたブランチとパック
 
2496
    --1.9-rich-root     btreeインデックスとリッチrootデータを使用する
 
2497
                        リポジトリに基づいたブランチとパック(bzr-svnに必要)。
 
2498
    --default           0.92の新しい機能: dirstate-tagsフォーマットリポジトリと
 
2499
                        互換性のあるデータを持つパックベースのフォーマット。
 
2500
                        0.92以前のbzrリポジトリと相互運用しますが
 
2501
                        bzr < 0.92では読むことができません。
 
2502
                        以前はknitpack-experimentalと呼ばれていました。
 
2503
                        詳細な情報は http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/packrepo.html を参照。
 
2504
    --development       現在の開発フォーマット。データをpack-0.92 (とpack-0.92と互換性のある)
 
2505
                        フォーマットリポジトリに変換できる。
 
2506
                        このフォーマットのリポジトリとブランチはbzr.devによってのみ読み込みできます。
 
2507
                        使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-repo.html を参照して頂くようお願いします。
 
2508
    --development-subtree
 
2509
                        現在の開発フォーマットで、subtreeバリアント。
 
2510
                        データをpack-0.92-subtree(とpack-0.92-subtreeと互換性のある)
 
2511
                        フォーマットリポジトリに変換できる。
 
2512
                        このフォーマットのリポジトリとブランチはbzr.devでのみ読み込みできる。
 
2513
                        使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-
 
2514
                        repo.html をご覧いただくようお願いします。
 
2515
    --dirstate          0.15の新しいフォーマット: 速いローカルオペレーション。
 
2516
                        ネットワークを通したアクセスのときbzr 0.8とそれ以降と互換性がある。
 
2517
    --dirstate-tags     0.15の新しいフォーマット: 速いローカルオペレーションで
 
2518
                        ネットワークオペレーションに関するスケーリングを改善。
 
2519
                        タグのサポートを追加。bzr < 0.15とは互換性がない。
 
2520
    --knit              knitsを使用するフォーマット。bzr <= 0.14との相互運用に推奨。
 
2521
    --metaweave         0.8での暫定フォーマット。knitよりも遅い。
 
2522
    --pack-0.92         0.92の新しいフォーマット: dirstate-tagsフォーマットリポジトリと
 
2523
                        互換性のあるデータを持つパックベースのフォーマット。
 
2524
                        0.92以前のbzrリポジトリと相互運用できるがbzr < 0.92.によって読み込みできない。
 
2525
                        以前はknitpack-experimentalと呼ばれていた。
 
2526
                        詳細な情報に関しては、 http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/packrepo.html を参照。
 
2527
    --rich-root         1.0の新しいフォーマット。ツリーrootのベターな扱い。
 
2528
                        bzr < 1.0と互換性がない。
 
2529
    --rich-root-pack    1.0の新しいフォーマット: rich-rootデータをサポートする
 
2530
                        pack-0.92のバリアント(bzr-svnに必要)。
 
2531
    --weave             0.8以前のフォーマット。knitよりも遅く
 
2532
                        チェックアウトもしくは共用リポジトリをサポートしない。
 
2533
 
 
2534
:説明:
 
2535
  空のブランチを作成するもしくは既存のプロジェクトをインポートする前に使用します。
 
2536
 
 
2537
  親ディレクトリの位置にリポジトリが存在する場合、
 
2538
  ブランチの履歴はリポジトリに保存されます。
 
2539
  さもなければinitは.bzrのディレクトリに独自の履歴を運ぶスタンドアロンのブランチを作成します。
 
2540
 
 
2541
  ロケーションにブランチがすでにあるが作業ツリーがない場合、ツリーは'bzr checkout'で投入できます。
 
2542
 
 
2543
  ファイルのツリーをインポートする方法のレシピです::
 
2544
 
 
2545
      cd ~/project
 
2546
      bzr init
 
2547
      bzr add .
 
2548
      bzr status
 
2549
      bzr commit -m "imported project"
 
2550
 
 
2551
:関連コマンド: `branch`_, `checkout`_, `init-repository`_
 
2552
 
 
2553
 
 
2554
init-repository
 
2555
===============
 
2556
:目的: ブランチを保持する共用リポジトリを作成する。
 
2557
:使い方:   bzr init-repository LOCATION
 
2558
 
 
2559
:オプション:
 
2560
  --no-trees            リポジトリのブランチはデフォルトで作業ツリーを持ちません。
 
2561
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2562
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2563
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2564
 
 
2565
  ブランチのフォーマット::
 
2566
 
 
2567
    --format=ARG        このブランチのフォーマットを指定する。"help formats"を参照。
 
2568
    --1.12-preview      ビューとコンテンツのフィルタリングをサポートする作業ツリーフォーマット。
 
2569
    --1.12-preview-rich-root
 
2570
                        rich-rootデータをサポートする1.12-previewのバリアント(bzr-svnに必要)
 
2571
    --1.6               スタックをサポートするリポジトリに基づいたブランチとパック。
 
2572
    --1.6.1-rich-root   スタックとリッチなrootデータをサポートするリポジトリに基づいた
 
2573
                        ブランチとパック(bzr-svnに必要)。
 
2574
    --1.9               btreeインデックスを使用するリポジトリに基づいたブランチとパック
 
2575
    --1.9-rich-root     btreeインデックスとリッチrootデータを使用する
 
2576
                        リポジトリに基づいたブランチとパック(bzr-svnに必要)。
 
2577
    --default           0.92の新しい機能: dirstate-tagsフォーマットリポジトリと
 
2578
                        互換性のあるデータを持つパックベースのフォーマット。
 
2579
                        0.92以前のbzrリポジトリと相互運用しますが
 
2580
                        bzr < 0.92では読むことができません。
 
2581
                        以前はknitpack-experimentalと呼ばれていました。
 
2582
                        詳細な情報は http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/packrepo.html を参照。
 
2583
    --development       現在の開発フォーマット。データをpack-0.92 (とpack-0.92と互換性のある)
 
2584
                        フォーマットリポジトリに変換できる。
 
2585
                        このフォーマットのリポジトリとブランチはbzr.devによってのみ読み込みできます。
 
2586
                        使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-repo.html を参照して頂くようお願いします。
 
2587
    --development-subtree
 
2588
                        現在の開発フォーマットで、subtreeバリアント。
 
2589
                        データをpack-0.92-subtree(とpack-0.92-subtreeと互換性のある)
 
2590
                        フォーマットリポジトリに変換できる。
 
2591
                        このフォーマットのリポジトリとブランチはbzr.devでのみ読み込みできる。
 
2592
                        使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-
 
2593
                        repo.html をご覧いただくようお願いします。
 
2594
    --dirstate          0.15の新しいフォーマット: 速いローカルオペレーション。
 
2595
                        ネットワークを通したアクセスのときbzr 0.8とそれ以降と互換性がある。
 
2596
    --dirstate-tags     0.15の新しいフォーマット: 速いローカルオペレーションで
 
2597
                        ネットワークオペレーションに関するスケーリングを改善。
 
2598
                        タグのサポートを追加。bzr < 0.15とは互換性がない。
 
2599
    --knit              knitsを使用するフォーマット。bzr <= 0.14との相互運用に推奨。
 
2600
    --metaweave         0.8での暫定フォーマット。knitよりも遅い。
 
2601
    --pack-0.92         0.92の新しいフォーマット: dirstate-tagsフォーマットリポジトリと
 
2602
                        互換性のあるデータを持つパックベースのフォーマット。
 
2603
                        0.92以前のbzrリポジトリと相互運用できるがbzr < 0.92.によって読み込みできない。
 
2604
                        以前はknitpack-experimentalと呼ばれていた。
 
2605
                        詳細な情報に関しては、 http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/packrepo.html を参照。
 
2606
    --rich-root         1.0の新しいフォーマット。ツリーrootのベターな扱い。
 
2607
                        bzr < 1.0と互換性がない。
 
2608
    --rich-root-pack    1.0の新しいフォーマット: rich-rootデータをサポートする
 
2609
                        pack-0.92のバリアント(bzr-svnに必要)。
 
2610
    --weave             0.8以前のフォーマット。knitよりも遅く
 
2611
                        チェックアウトもしくは共用リポジトリをサポートしない。
 
2612
 
 
2613
:説明:
 
2614
  ブランチのディレクトリではなく、リポジトリにリビジョンを保存する
 
2615
  リポジトリディレクトリの元で作成された新しいブランチ。
 
2616
 
 
2617
  --no-treesオプションが使用されるとリポジトリのブランチはデフォルトで作業ツリーを持ちません。
 
2618
 
 
2619
:例:
 
2620
    ブランチだけを保有する共用リポジトリを作成する::
 
2621
 
 
2622
        bzr init-repo --no-trees repo
 
2623
        bzr init repo/trunk
 
2624
 
 
2625
    軽量チェックアウトを作成する::
 
2626
 
 
2627
        bzr checkout --lightweight repo/trunk trunk-checkout
 
2628
        cd trunk-checkout
 
2629
        (add files here)
 
2630
 
 
2631
:エイリアス:  init-repo
 
2632
:関連項目: `branch`_, `checkout`_, `init`_, `リポジトリ`_
 
2633
 
 
2634
 
 
2635
log
 
2636
===
 
2637
:目的: ブランチ、ファイル、もしくはディレクトリのログを表示する。
 
2638
:使い方:   bzr log [LOCATION]
 
2639
 
 
2640
:オプション:
 
2641
  -v, --verbose         それぞれのリビジョンで変更されたファイルを表示する。
 
2642
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2643
  -l N, --limit=N       出力を最初のNのリビジョンに制限する。
 
2644
  --forward             最古から最新までを表示する。
 
2645
  --timezone=ARG        ローカル、オリジナル、utcのタイムゾーンを表示する。
 
2646
  --show-ids            内部オブジェクトidを表示する。
 
2647
  -r ARG, --revision=ARG
 
2648
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2649
  -m ARG, --message=ARG
 
2650
                        メッセージが正規表現にマッチするリビジョンを表示する。
 
2651
  -c ARG, --change=ARG  指定されたリビジョンだけを表示する。"help revisionspec"も参照。
 
2652
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2653
 
 
2654
  ログのフォーマット::
 
2655
    --log-format=ARG    指定されたログフォーマットを使用する。
 
2656
    --line              リビジョン単位の1行のログフォーマット
 
2657
    --long              詳細なログフォーマット
 
2658
    --short             適切に短いログフォーマット
 
2659
 
 
2660
:説明:
 
2661
  デフォルトでは作業ディレクトリを含むブランチのログを表示する。
 
2662
 
 
2663
  ログの範囲をリクエストするには、-r begin..endコマンドを使用できます。
 
2664
  -r revisionは指定したリビジョンをリクエストし、
 
2665
  -r ..end もしくは -r begin.. も有効です。
 
2666
 
 
2667
:例:
 
2668
    現在のブランチのログ::
 
2669
 
 
2670
        bzr log
 
2671
 
 
2672
    ファイルのログ::
 
2673
 
 
2674
        bzr log foo.c
 
2675
 
 
2676
    ブランチの最後の10リビジョンのログ::
 
2677
 
 
2678
        bzr log -r -10.. http://server/branch
 
2679
 
 
2680
 
 
2681
 
 
2682
ls
 
2683
==
 
2684
:目的: ツリーのファイルの一覧を表示する。
 
2685
:使い方:   bzr ls [PATH]
 
2686
 
 
2687
:オプション:
 
2688
  --from-root           ブランチのrootから相対的なパスを出力する。
 
2689
  --ignored             無視されたファイルを出力する。
 
2690
  --kind=ARG            特定の種類:file、directory、symlinkのエントリの一覧を表示する。
 
2691
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2692
  -V, --versioned       バージョン管理されたファイルを出力する。
 
2693
  --unknown             未知のファイルを出力する。
 
2694
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2695
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2696
  --non-recursive       サブディレクトリで再帰的処理を行わない。
 
2697
  --show-ids            内部オブジェクトidを表示する。
 
2698
  --null                ファイルの間に改行の代わりに NUL (\0) 区切り文字を書く。
 
2699
  -r ARG, --revision=ARG
 
2700
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2701
 
 
2702
:関連項目: `cat`_, `status`_
 
2703
 
 
2704
 
 
2705
merge
 
2706
=====
 
2707
:目的: 三方向マージを実行する。
 
2708
:使い方:   bzr merge [LOCATION]
 
2709
 
 
2710
:オプション:
 
2711
  --pull                すでに対象が完全にソースにマージされる場合、
 
2712
                        マージよりもソースからpullする。
 
2713
                        これが起きるとき、結果をコミットする必要はない。
 
2714
  --remember            指定されたロケーションをデフォルトとして記録する。
 
2715
  --force               目的のツリーがコミットされていない変更を持っていてもマージする。
 
2716
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2717
  --reprocess           誤った衝突を減らすために再処理する。
 
2718
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2719
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2720
  --uncommitted         ブランチの変更の代わりに、作業ツリーからコミットされていない変更を適用する。
 
2721
 
 
2722
  -d ARG, --directory=ARG
 
2723
                        作業ディレクトリを含むものよりも、マージするブランチ。
 
2724
  --show-base           衝突のベースリビジョンテキストを表示する。
 
2725
  --preview             マージする代わりに、マージの差分を表示する。
 
2726
  -c ARG, --change=ARG  指定されたリビジョンで導入された変更を選択する。
 
2727
                        "help revisionspec"も参照。
 
2728
  -r ARG, --revision=ARG
 
2729
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2730
 
 
2731
  マージアルゴリズム::
 
2732
    --merge-type=ARG    特定のマージアルゴリズムを選択する。
 
2733
    --diff3             外部diff3を使用するマージ
 
2734
    --lca               新しいLCAマージ
 
2735
    --merge3            ネイティブのdiff3スタイルのマージ
 
2736
    --weave             weaveベースのマージ
 
2737
 
 
2738
:説明:
 
2739
  マージのソースはブランチの形式、もしくはbzr sendで生成された
 
2740
  mergeディレクティブを含むファイルへのパスの形式で指定できます。
 
2741
  どちらも指定されなければ、デフォルトは上流ブランチもしくは
 
2742
  --rememberを使用して最近マージされたブランチです。
 
2743
 
 
2744
  マージをブランチするとき、デフォルトではチップがマージされます。
 
2745
  異なるリビジョンをピックするには、--revisionを渡します。
 
2746
  2つの値を指定する場合、最初の値はBASEとして、2番目の値はOTHERとして使用されます。
 
2747
  個別のリビジョン、もしくはこのように利用可能なリビジョンのサブセットをマージすることは
 
2748
  一般的に"チェリーピック"として言及されます。
 
2749
 
 
2750
  リビジョン番号はマージされるブランチに対して常に相対的です。
 
2751
 
 
2752
  デフォルトでは、bzrは、自動的に適切なベースを検出して、
 
2753
  他のブランチからすべてのネットワークでマージしようとします。
 
2754
  これが失敗すると、明示的なベースを渡すことが必要になることがあります。
 
2755
 
 
2756
  マージは2つのブランチの変更を結合するために最善を尽くしますが、
 
2757
  人間だけが修正できる種類の問題があります。
 
2758
  この問題に遭遇するとき、衝突マークがつけられます。
 
2759
  衝突はコミットする前に何かを修正する必要があることを意味します。
 
2760
 
 
2761
  問題を修正したらbzr resolveを使用します。bzr conflictsも参照してください。
 
2762
 
 
2763
  デフォルトのブランチセットが存在しない場合、最初のマージはそれを設定します。
 
2764
  その後で、デフォルトを使用するブランチを省略できます。
 
2765
  デフォルトを変更するには、--rememberを使用します。
 
2766
  リモートロケーションがアクセス可能場合のみ値は保存されます。
 
2767
 
 
2768
  マージの結果は目的の作業ディレクトリに設置されます。
 
2769
  このディレクトリは(bzr diffで)閲覧、テスト、
 
2770
  とマージの結果を記録するためにコミット可能です。
 
2771
 
 
2772
  --forceが渡されない限り、コミットされていない変更が存在すればマージの実行は拒否されます。
 
2773
 
 
2774
:例:
 
2775
    bzr.devから最新のリビジョンをマージするには::
 
2776
 
 
2777
        bzr merge ../bzr.dev
 
2778
 
 
2779
    bzr.devからリビジョン82を含めて変更をマージするには::
 
2780
 
 
2781
        bzr merge -r 82 ../bzr.dev
 
2782
 
 
2783
    以前の変更なしに、82で導入された変更をマージするには::
 
2784
 
 
2785
        bzr merge -r 81..82 ../bzr.dev
 
2786
 
 
2787
    /tmp/mergeに含まれるmergeディレクトリを適用するには:
 
2788
 
 
2789
        bzr merge /tmp/merge
 
2790
 
 
2791
:関連項目: `remerge`_, `status-flags`_, `update`_
 
2792
 
 
2793
 
 
2794
missing
 
2795
=======
 
2796
:目的: 2つのブランチの間のmergeされていない/pullされていない リビジョンを表示する。
 
2797
:使い方:   bzr missing [OTHER_BRANCH]
 
2798
 
 
2799
:オプション:
 
2800
  --reverse            リビジョンの順序をリバースする。
 
2801
  --this               --mine-onlyと同じ。
 
2802
  -h, --help           ヘルプメッセージを表示する。
 
2803
  -q, --quiet          エラーと警告だけ表示する。
 
2804
  --other              --theirs-onlyと同じ。
 
2805
  --include-merges     マージされたリビジョンを表示する。
 
2806
  --mine-only          ローカルブランチの変更のみを表示する。
 
2807
  --show-ids           内部オブジェクトidを表示する。
 
2808
  --theirs-only        リモートブランチの変更のみを表示する。
 
2809
  -v, --verbose        詳細な情報を表示する。
 
2810
 
 
2811
  ログフォーマット::
 
2812
    --log-format=ARG   指定したログフォーマットを使用する。
 
2813
    --line             リビジョンごとの1行のログフォーマット
 
2814
    --long             詳細なログフォーマット
 
2815
    --short            適切に短いログフォーマット
 
2816
 
 
2817
:説明:
 
2818
  OTHER_BRANCHはlocalもしくはremoteになります。
 
2819
 
 
2820
:関連項目: `merge`_, `pull`_
 
2821
 
 
2822
 
 
2823
mkdir
 
2824
=====
 
2825
:目的: バージョン管理下にある新しいディレクトリを作成する。
 
2826
:使い方:   bzr mkdir DIR...
 
2827
 
 
2828
:オプション:
 
2829
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2830
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2831
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2832
 
 
2833
:説明:
 
2834
  これはディレクトリの作成と追加と同等です。
 
2835
 
 
2836
 
 
2837
 
 
2838
mv
 
2839
==
 
2840
:目的: ファイルを移動もしくはリネームする。
 
2841
:使い方:
 
2842
    bzr mv OLDNAME NEWNAME
 
2843
 
 
2844
    bzr mv SOURCE... DESTINATION
 
2845
 
 
2846
 
 
2847
:オプション:
 
2848
  --after        ファイルがすでに移動しているので、ファイルのbzr識別子のみを移動させる。
 
2849
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2850
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2851
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2852
 
 
2853
:説明:
 
2854
  最後の引数がバージョン管理されているディレクトリの場合、
 
2855
  他のすべての名前はそこに移動します。
 
2856
  さもなければ、2つの引数だけにしなければならず
 
2857
  ファイルは新しい名前に変更されます。
 
2858
 
 
2859
  OLDNAMEがファイルシステム上に存在しないがバージョン管理されていて
 
2860
  NEWNAMEはファイルシステム上に存在せずバージョン管理もされていない場合、
 
2861
  mvはファイルが手動で移動させられその変更を反映するために
 
2862
  内部インベントリだけを更新することを想定します。
 
2863
  多くのSOURCEファイルをDESTINATIONに移動させるときも同じです。
 
2864
 
 
2865
  ブランチの間でファイルを移動させることはできません。
 
2866
 
 
2867
:エイリアス:  move, rename
 
2868
 
 
2869
 
 
2870
nick
 
2871
====
 
2872
:目的: ブランチのニックネームを表示もしくは設定する。
 
2873
:使い方:   bzr nick [NICKNAME]
 
2874
 
 
2875
:オプション:
 
2876
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2877
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2878
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2879
 
 
2880
:説明:
 
2881
  設定が解除されると、ツリーのrootディレクトリの名前がニックネームとして使用されます。
 
2882
  現在のニックネームを表示するには、引数なしで実行します。
 
2883
 
 
2884
  ローカルに設定されていない限りバインドされたブランチはマスターブランチのニックネームを使用します。
 
2885
 
 
2886
:関連コマンド: `info`_
 
2887
 
 
2888
 
 
2889
pack
 
2890
====
 
2891
:目的: リポジトリ内のデータを圧縮する。
 
2892
:使い方:   bzr pack [BRANCH_OR_REPO]
 
2893
 
 
2894
:オプション:
 
2895
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2896
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2897
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2898
 
 
2899
:関連コマンド: `リポジトリ`_
 
2900
 
 
2901
 
 
2902
plugins
 
2903
=======
 
2904
:目的: インストールされたプラグインの一覧を表示する。
 
2905
:使い方:   bzr plugins
 
2906
 
 
2907
:オプション:
 
2908
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
2909
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
2910
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
2911
 
 
2912
:説明:
 
2913
  このコマンドはプラグインのバージョンとそれぞれの手短な説明を含めて
 
2914
  インストールされたプラグインの一覧を表示します
 
2915
 
 
2916
  --verboseはそれぞれのプラグインが設置されたパスを表示します。
 
2917
 
 
2918
  プラグインはコードを追加したり置き換えたりすることで
 
2919
  リビジョン管理システムを拡張する外部コンポーネントです。
 
2920
  コマンドの上書き、新しいコマンドの追加、追加のネットワーク転送の提供や
 
2921
  ログ出力のカスタマイズなどを含めて
 
2922
  プラグインはさまざまなことを行うことができます。
 
2923
 
 
2924
  プラグインを見つけてインストール方法を含めた詳細な情報に関しては、
 
2925
  Bazaarのウェブサイト、http://bazaar.canonical.com を参照してください。
 
2926
  プログラミング言語のPyhonを利用して
 
2927
  新しいコマンドを作成する方法に関する手引きもあります。
 
2928
 
 
2929
 
 
2930
 
 
2931
pull
 
2932
====
 
2933
:目的: このブランチを別のブランチのミラーにする。
 
2934
:使い方:   bzr pull [LOCATION]
 
2935
 
 
2936
:オプション:
 
2937
  -v, --verbose         pullされたリビジョン用のログを表示する。
 
2938
  --remember            デフォルトとして指定されたロケーションを記録する。
 
2939
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2940
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2941
  -d ARG, --directory=ARG
 
2942
                        作業ディレクトリを含むものよりもpullするブランチ。
 
2943
  --overwrite           ブランチの間の違いを無視して無条件で上書きする。
 
2944
  -r ARG, --revision=ARG
 
2945
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2946
 
 
2947
:説明:
 
2948
  このコマンドは分岐されていないブランチのみで動作します。
 
2949
  目的のブランチの最新の変更コミットが親にマージされなかった場合(直接もしくは間接)、
 
2950
  ブランチは分岐したものとして見なされます。
 
2951
 
 
2952
  ブランチが分岐していれば、あるブランチからの変更を他のブランチに統合するために
 
2953
  'bzr merge'を使用できます。
 
2954
  一旦あるブランチがマージされると、他のブランチは再びそれをpullできるようになります。
 
2955
 
 
2956
  ローカルの変更を忘れてリモートブランチを満たすようにブランチを更新したいだけなら、
 
2957
  pull --overwriteを使用します。
 
2958
 
 
2959
  デフォルトのロケーションが存在しない場合、最初のpullはこれを設定します。
 
2960
  その後で、デフォルトを使用するロケーションを省略できます。
 
2961
  デフォルトを変更するには、--rememberを使用します。
 
2962
  リモートロケーションがアクセスできる場合のみ値は保存されます。
 
2963
 
 
2964
  注: 位置がブランチのフォーマットもしくはbzr sendで生成されたmergeディレクトリを格納する
 
2965
      ファイルへのパスで指定できます。
 
2966
 
 
2967
:関連項目: `push`_, `status-flags`_, `update`_
 
2968
 
 
2969
 
 
2970
push
 
2971
====
 
2972
:目的: このブランチのミラーを更新する。
 
2973
:使い方:   bzr push [LOCATION]
 
2974
 
 
2975
:オプション:
 
2976
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
2977
  --remember            指定された位置をデフォルトとして覚える。
 
2978
  --create-prefix       まだ存在しなればブランチへのパスを作成する。
 
2979
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
2980
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
2981
  --stacked-on=ARG      コミットの履歴に関して別のブランチを参照するスタックドブランチを作成する。
 
2982
                        参照されるブランチに存在しない作業内容は作成されたブランチに格納される。
 
2983
  --use-existing-dir    デフォルトでは、ターゲットのディレクトリが存在するが
 
2984
                        まだコントロールディレクトリを持たない場合pushは失敗する。
 
2985
                        このフラグはpushの続行を可能にする。
 
2986
  -d ARG, --directory=ARG
 
2987
                        作業ディレクトリを含むブランチよりも、pushするブランチ
 
2988
  --stacked             親ブランチの公開位置を参照するスタックドブランチを作成する。
 
2989
  --overwrite           ブランチ間の違いを無視して無条件に上書きする。
 
2990
  -r ARG, --revision=ARG
 
2991
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
2992
 
 
2993
:説明:
 
2994
  これは割高でリモートファイルシステムではサポートされないので、
 
2995
  ターゲットブランチは投入された作業ツリーを持ちません。
 
2996
 
 
2997
  スマートサーバーもしくはプロトコルの中には将来作業ツリーを導入しないものがあります。
 
2998
 
 
2999
  このコマンドは分岐されていないブランチでのみ動作します。
 
3000
  目的のブランチの最新のコミットがソースブランチによって(直接もしくは間接的に)マージされなければ
 
3001
  ブランチは分岐されたものとして見なされます。
 
3002
 
 
3003
  ブランチが分岐されると、他のブランチを完全に置き換えるために
 
3004
  'bzr push --overwrite'を使用できます。この場合、マージされていない変更は廃棄されます。
 
3005
 
 
3006
  他のブランチに異なる変更があることを保証したい場合は、
 
3007
  他のブランチからマージを行い(bzr help mergeを参照)、それをコミットします。
 
3008
  その後で'--overwrite'なしでpushを行うことができるようになります。
 
3009
 
 
3010
  デフォルトのpush位置の設定がなければ、最初のpushはこれを設定します。
 
3011
  その後では、デフォルトを省略できます。
 
3012
  デフォルトを変更するには、--rememberを使用します。
 
3013
  リモート位置がアクセスできる場合のみ値は保存されます。
 
3014
 
 
3015
:関連項目: `pull`_, `update`_, `working-trees`_
 
3016
 
 
3017
 
 
3018
reconcile
 
3019
=========
 
3020
:目的: ブランチのメタデータを調整する。
 
3021
:使い方:   bzr reconcile [BRANCH]
 
3022
 
 
3023
:オプション:
 
3024
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3025
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3026
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3027
 
 
3028
:説明:
 
3029
  これは以前の実在しないオペレーションもしくはbzrの更新によって
 
3030
  引き起こされるデータのミスマッチを訂正できます。
 
3031
  'bzr check'もしくはbzrの開発者がそのコマンドを実行するようにアドバイスするのであれば、
 
3032
  このコマンドを実行することだけが必要になります。
 
3033
 
 
3034
  2番目のブランチが提供されると、
 
3035
  ブランチをまたがる調整も行われます。これによってbzrの初期のバージョンでは存在しなかった
 
3036
  ツリーのroot idのようなデータがチェックされ、両方のブランチで正しく表示されます。
 
3037
 
 
3038
  同時にデータが再圧縮されるのでディスクスペースの節約やパフォーマンスのゲインにつながります。
 
3039
 
 
3040
  ブランチはローカルディスクもしくはsftpのようにリスト可能なシステム上になければなりません。
 
3041
 
 
3042
:関連項目: `check`_
 
3043
 
 
3044
 
 
3045
reconfigure
 
3046
===========
 
3047
:目的: bzrディレクトリのタイプを再設定する。
 
3048
:使い方:   bzr reconfigure [LOCATION]
 
3049
 
 
3050
:オプション:
 
3051
  --force               ローカルの変更が失われていた場合でも再設定を実行する。
 
3052
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3053
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3054
  --bind-to=ARG         チェックアウトをバインドするブランチ。
 
3055
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3056
 
 
3057
  Target type:
 
3058
    --branch            作業ツリーを持たないバインドされていないブランチに再設定する。
 
3059
    --checkout          作業ツリーを持つバインドされたブランチに再設定する。
 
3060
    --lightweight-checkout
 
3061
                        軽量チェックアウトに再設定する(ローカルの履歴はなし)。
 
3062
    --standalone        スタンドアロンブランチに再設定する(すなわち共用リポジトリの使用を停止する)。
 
3063
    --tree              作業ツリーを持つバインドされていないブランチに再設定する。
 
3064
    --use-shared        共用リポジトリを使用するように再設定する。
 
3065
 
 
3066
:説明:
 
3067
  ターゲットの設定を指定しなければなりません。
 
3068
 
 
3069
  チェックアウトに関しては指定されていなければ、bind-toのロケーションは自動検出されます。
 
3070
  優先順位は
 
3071
  1. 軽量チェックアウトに関しては、現在バインドされているロケーション。
 
3072
  2. チェックアウトに使用されるブランチに関しては、以前バインドされたロケーション。
 
3073
  3. pushのロケーション。
 
3074
  4. 親のロケーション。
 
3075
  これらが利用できなければ、--bind-toを指定しなければなりません。
 
3076
 
 
3077
:関連項目: `ブランチ`_, `チェックアウト`_, `スタンドアロンのツリー`_, `作業ツリー`_
 
3078
 
 
3079
 
 
3080
remerge
 
3081
=======
 
3082
:目的: マージを再び行う。
 
3083
:使い方:   bzr remerge [FILE...]
 
3084
 
 
3085
:オプション:
 
3086
  -v, --verbose       詳細な情報を表示する。
 
3087
  --reprocess         誤った衝突を減らすために再処理する。
 
3088
  -q, --quiet         エラーと警告のみ表示する。
 
3089
  --show-base         衝突内のベースリビジョンのテキストを表示する。
 
3090
  -h, --help          ヘルプメッセージを表示する。
 
3091
 
 
3092
  マージアルゴリズム:
 
3093
    --merge-type=ARG  特定のマージアルゴリズムを指定する。
 
3094
    --diff3           外部diff3を使用するマージ
 
3095
    --lca             新しいLCAマージ
 
3096
    --merge3          ネイティブのdiff3スタイルのマージ
 
3097
    --weave           weaveベースのマージ
 
3098
 
 
3099
:説明:
 
3100
  衝突を解消している間に異なるマージテクニックを試したい場合はこれを使用します。
 
3101
  マージテクニックの中には他のものよりもすぐれたものがあり、
 
3102
  remergeによって異なるファイルで異なるテクニックを試すことができます。
 
3103
  remergeのオプションはmergeのものと同じ意味とデフォルトを持ちます。
 
3104
  違いは未解決のマージが存在するときのみremergeは実行できて
 
3105
  特定のファイルを指定できることです。
 
3106
 
 
3107
:例:
 
3108
    すべてのファイルのマージを再実行し、通常のTHISとOTHERテキストに加えて、
 
3109
    衝突領域のベーステキストを表示する::
 
3110
 
 
3111
        bzr remerge --show-base
 
3112
 
 
3113
    weaveマージアルゴリズムを使用して"foobar"のマージを再実行して、
 
3114
    衝突領域のサイズを減らすために追加処理を行う::
 
3115
 
 
3116
        bzr remerge --merge-type weave --reprocess foobar
 
3117
 
 
3118
 
 
3119
 
 
3120
remove
 
3121
======
 
3122
:目的: ファイルもしくはディレクトリを除外する。
 
3123
:使い方:   bzr remove [FILE...]
 
3124
 
 
3125
:オプション:
 
3126
  --new         けっしてコミットされなかったファイルのみを除外する。
 
3127
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3128
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3129
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3130
 
 
3131
  削除戦略:
 
3132
    --force      指定されたファイルがリカバーできないまたは空のディレクトリではなくても
 
3133
                 これらすべてを削除する。
 
3134
    --keep       ファイルを削除しない。
 
3135
    --safe       ファイルを安全にリカバーできるのであればファイルを削除することだけ行う(デフォルト)。
 
3136
 
 
3137
:説明:
 
3138
  このコマンドによってbzrは指定されたファイルへの変更の追跡を止めます。
 
3139
  rebertコマンドで容易に復元できるのであればbzrはこれらのファイルを削除します。
 
3140
  オプションもしくはパラメータが与えられなければbzrは追跡されているファイルをスキャンしますが
 
3141
  ツリーの中で見つからなければそれらの追跡を停止します。
 
3142
 
 
3143
:エイリアス:  rm, del
 
3144
 
 
3145
 
 
3146
remove-tree
 
3147
===========
 
3148
:目的: 与えられたブランチ/チェックアウトから作業ツリーを除外する。
 
3149
:使い方:   bzr remove-tree [LOCATION]
 
3150
 
 
3151
:オプション:
 
3152
  --force        コミットされていない変更があっても作業ツリーを除外する。
 
3153
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3154
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3155
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3156
 
 
3157
:説明:
 
3158
  軽量チェックアウトは作業ツリーと大差ないので、これはそれに対する実行を拒絶します。
 
3159
 
 
3160
  作業ツリーを再現するには、"bzr checkout"を使用します。
 
3161
 
 
3162
:関連項目: `checkout`_, `working-trees`_
 
3163
 
 
3164
 
 
3165
renames
 
3166
=======
 
3167
:目的: リネームされたファイルの一覧を表示する。
 
3168
:使い方:   bzr renames [DIR]
 
3169
 
 
3170
:オプション:
 
3171
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3172
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3173
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3174
 
 
3175
:関連項目: `status`_
 
3176
 
 
3177
 
 
3178
resolve
 
3179
=======
 
3180
:目的: 衝突を解消されたものとしてマークする。
 
3181
:使い方:   bzr resolve [FILE...]
 
3182
 
 
3183
:オプション:
 
3184
  --all          このツリーのすべての衝突を解消する。
 
3185
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3186
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3187
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3188
 
 
3189
:説明:
 
3190
  2つのブランチの間の変更を結合するためにマージは最善を尽くしますが、
 
3191
  人間だけが修正できる種類の問題があります。
 
3192
  この問題に遭遇するとき、衝突がマークされます。
 
3193
  衝突はコミットする前に何かを修正する必要があることを意味します。
 
3194
 
 
3195
  一旦問題を修正すれば、自動的にテキストの衝突を修正したものとしてマークするために"bzr resolve"を使用し、
 
3196
  特定の衝突を解消したものとしてマークするためにFILEをresolveします。
 
3197
  すべての衝突が解消されたものとしてマークするにはor "bzr resolve --all"を行います。
 
3198
 
 
3199
:関連コマンド: `bzr conflicts`
 
3200
 
 
3201
:エイリアス:  resolved
 
3202
 
 
3203
 
 
3204
revert
 
3205
======
 
3206
:目的: ファイルを以前のリビジョンに差し戻す。
 
3207
:使い方:   bzr revert [FILE...]
 
3208
 
 
3209
:オプション:
 
3210
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3211
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3212
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3213
  --forget-merges       ファイルを変更せずに、未解決のマージマーカーを取り除く。
 
3214
  --no-backup           差し戻しされたファイルのバックアップを保存しない。
 
3215
  -r ARG, --revision=ARG
 
3216
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
3217
 
 
3218
:説明:
 
3219
  指定されたテキストだけを差し戻すファイルのリストを渡します。
 
3220
  さもなければ、すべてのファイルが差し戻されます。
 
3221
  '--revision'でリビジョンが指定されなければ、最後にコミットされたリビジョンが使用されます。
 
3222
 
 
3223
  以前のリビジョンに差し戻さずに、いくつかの変更を除外するには、代わりにmergeを使用します。
 
3224
  たとえば、"merge . --revision -2..-3"は-2で導入された変更を除外しますが、
 
3225
  -1で導入された変更には影響を与えません。
 
3226
  hunk-by-hunkベースである変更を除外するには、Shelfプラグインを参照してください。
 
3227
 
 
3228
  デフォルトでは、手動で変更されてきたファイルは最初にバックアップされます。
 
3229
  (マージのみで変更されたファイルはバックアップされません。)
 
3230
  バックアップファイルの名前には '.~#~' が追加されます。#は番号です。
 
3231
 
 
3232
  ファイルを提供する場合、現在のパス名もしくはターゲットリビジョンからのパス名を使用できます。
 
3233
  名前でファイルを"undelete"するためにrevertを使用できます。
 
3234
  ディレクトリに名前をつけると、そのディレクトリのすべての内容が差し戻されます。
 
3235
 
 
3236
  そのリビジョン以降に新しく追加されたファイルは削除されます。適切であればバックアップは維持されます。
 
3237
  未知のファイルを持つディレクトリは削除されません。
 
3238
 
 
3239
  作業ツリーは未解決のマージされたリビジョンのリストを含みます。
 
3240
  これは次のコミットで親として含まれます。
 
3241
  通常は、ファイルを差し戻すのと同様にrevertはそのリストをクリーンにします。
 
3242
  ファイルが指定されていれば、revertは未解決のマージリストをそのままにしてファイルだけを差し戻します。
 
3243
  すべてのファイルを差し戻すがマージの記録を維持するにはツリーのrootで"bzr revert ."を使用し、
 
3244
  ファイルの差し戻しを行わずに未解決のマージリストをクリアするには"bzr revert --forget-merges"を使用します。
 
3245
 
 
3246
:関連項目: `cat`_, `export`_
 
3247
 
 
3248
 
 
3249
revno
 
3250
=====
 
3251
:目的: 現在のリビジョン番号を表示する。
 
3252
:使い方:   bzr revno [LOCATION]
 
3253
 
 
3254
:オプション:
 
3255
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3256
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3257
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3258
 
 
3259
:説明:
 
3260
  これはこのブランチのリビジョン番号と等しいです。
 
3261
 
 
3262
:関連項目: `info`_
 
3263
 
 
3264
 
 
3265
root
 
3266
====
 
3267
:目的: ツリーのrootディレクトリを表示する。
 
3268
:使い方:   bzr root [FILENAME]
 
3269
 
 
3270
:オプション:
 
3271
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3272
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3273
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3274
 
 
3275
:説明:
 
3276
  The rootは.bzrコントロールディレクトリを持つもっとも近い同封ディレクトリです。
 
3277
 
 
3278
send
 
3279
====
 
3280
:目的: 変更を投稿するためにメールを送るもしくはmergeディレクティブを作成する。
 
3281
:使い方:   bzr send [SUBMIT_BRANCH] [PUBLIC_BRANCH]
 
3282
 
 
3283
:オプション:
 
3284
  -f ARG, --from=ARG    作業ディレクトリを含むブランチよりも、投稿フォームを生成するブランチ。
 
3285
  --remember            投稿と公開ブランチを覚える。
 
3286
  --mail-to=ARG         このアドレスにリクエストメールを送信する。
 
3287
  --format=ARG          指定されたフォーマットを使用する。
 
3288
                        "0.9": バンドルフォーマット 0.9、マージディレクティブ 1。
 
3289
                        "4": バンドルフォーマット 4、マージディレクティブ 2 (デフォルト)。
 
3290
  --no-bundle           バンドルをmergeディレクティブに含めない。
 
3291
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3292
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3293
  -o ARG, --output=ARG  mergeディレクティブをこのファイルに書き込む; stdout用に-を使用する。
 
3294
  -m ARG, --message=ARG
 
3295
                        メッセージの文字列。
 
3296
  -r ARG, --revision=ARG
 
3297
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
3298
  --no-patch            mergeディレクティブにプレビューパッチを含めない。
 
3299
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3300
 
 
3301
:説明:
 
3302
  mergeディレクティブはmergeリクエストを行うために必要な多くのものを提供します:
 
3303
 
 
3304
  * 実行するマージのマシンが理解できる説明
 
3305
 
 
3306
  * リクエストされた変更のプレビューであるオプションのパッチ
 
3307
 
 
3308
  * リビジョンデータのオプションバンドル、
 
3309
    ブランチからデータを読み込まずに、mergeディレクトリからの変更を直接適用できるようになります。
 
3310
 
 
3311
  --no-bundleが指定されると、public_branchが必要です(また最新でなければなりません)、
 
3312
  受け取り手がpublic_branchを使用するマージを実行できるように
 
3313
  後で他の人がチェックできるように、知っているのであればpublic_branchを常に含まれていなければなりません。
 
3314
 
 
3315
  投稿ブランチのデフォルトは親ですが、上書きできます。
 
3316
  提供されれば投稿ブランチと公開ブランチの両方が記録されます。
 
3317
 
 
3318
  public_branchがsubmit_branchに知られていれば、
 
3319
  その公開と投稿ブランチはマージのインストラクションで使用されます。
 
3320
  これはそのローカルミラーに対してpublic_branchを設定すれば、
 
3321
  そのミラーは実際の投稿ブランチとして使用できることを意味します。
 
3322
 
 
3323
  メールは好きなプログラムで送信されます。
 
3324
  Windowsではこれは透過的です(MAPIが使用される)。
 
3325
  Linuxでは、xdg-emailユーティリティを必要とします。
 
3326
  望ましいクライアントが見つからなければ(もしくは使用できなければ)、エディタが使用されます。
 
3327
 
 
3328
  特定のメールプログラムを使用するには、mail_client設定オプションを設定します。
 
3329
  (Thunderbird 1.5に関して、これはいくつかのバグに対処します。)
 
3330
  特定のクライアント用にサポートされる値は"claws"、"evolution"、"kmail"、"mutt"、と"thunderbird";
 
3331
  一般的なオプションは"default"、"editor"、"emacsclient"、"mapi"、と"xdg-email"です。
 
3332
  プラグインがサポートされるクライアントを追加することもあります。
 
3333
 
 
3334
  メールが送信されている場合、to addressが必要になります。
 
3335
  これはコマンドライン、submit_to設定オプションをブランチ自身に設定するか、
 
3336
  投稿ブランチでchild_submit_to設定オプションを設定することで提供できます。
 
3337
 
 
3338
  現在2つのフォーマットがサポートされています: "4"はリビジョンバンドルフォーマット4
 
3339
  とマージディレクトリフォーマット2です。
 
3340
  これは古いフォーマットよりも顕著に速く小さいです。
 
3341
  これはBazaar 0.19とそれ以降で互換性があります。
 
3342
  これはデフォルトです。
 
3343
  "0.9"はリビジョンバンドルフォーマット0.9とマージディレクティブフォーマット1を使用します。
 
3344
  これは0.12 - 0.18と互換性があります。
 
3345
 
 
3346
  mergeもしくはpullコマンドを使用することでmergeディレクトリが適用されます。
 
3347
 
 
3348
:関連項目: `merge`_, `pull`_
 
3349
 
 
3350
 
 
3351
serve
 
3352
=====
 
3353
:目的: bzrサーバーを稼働させる。
 
3354
:使い方:   bzr serve
 
3355
 
 
3356
:オプション:
 
3357
  --allow-writes     デフォルトではサーバーはリードオンリーのサーバーです。
 
3358
                     --allow-writesを提供すると提供されるディレクトリと
 
3359
                     その下の内容への書き込み権限を有効にできる。
 
3360
  -v, --verbose      詳細な情報を表示する。
 
3361
  -q, --quiet        エラーと警告のみを表示する。
 
3362
  --directory=ARG    このディレクトリの内容をサーブする。
 
3363
  --port=ARG         [hostname:]portnumber形式で指名されたポート上で接続するためにリスンする。
 
3364
                     0をポート番号として割り当てるとポートは動的な割り当てになります。
 
3365
                     デフォルトのポートは4155です。
 
3366
  --inet             inetdもしくはsshdからの使用のためにstdin/outでserveする。
 
3367
  -h, --help         ヘルプメッセージを表示する。
 
3368
 
 
3369
:エイリアス:  server
 
3370
 
 
3371
 
 
3372
shelve
 
3373
======
 
3374
:目的: いくつかの変更を現在のツリーから一時的に退避する。
 
3375
:使い方:   bzr shelve [FILE...]
 
3376
 
 
3377
:オプション:
 
3378
  --all                 すべての変更を退避する。
 
3379
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3380
  --list                退避された変更の一覧を表示する。
 
3381
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3382
  -q, --quiet           エラーと警告だけ表示する。
 
3383
  -m ARG, --message=ARG
 
3384
                        メッセージの文字列。
 
3385
  -r ARG, --revision=ARG
 
3386
                        詳細に関しては"help revisionspec"を参照。
 
3387
 
 
3388
  writer:
 
3389
    --plain             プレーンテキスト形式での差分の出力。
 
3390
 
 
3391
:説明:
 
3392
  shelveによって変更を一時的に"棚に上げる"、すなわち邪魔にならない場所に置くことができます。
 
3393
  'unshelve'コマンドで後で元に戻すことができます。
 
3394
 
 
3395
  shelve --listが指定されると、以前退避された変更の一覧が表示されます。
 
3396
 
 
3397
  shelveは不適切に混ぜられた変更のいくつかのセットの分離を手助けすることを目的としています。
 
3398
  すべての変更を除去したいだけで後で退避する必要がなければ、revertを使用します。
 
3399
  一度にすべてのテキストの変更をshelveするには、shelve --allを使用します。
 
3400
 
 
3401
  ファイル名が指定されると、それらのファイルの変更のみ退避されます。
 
3402
  他のファイルは手つかずのままです。
 
3403
 
 
3404
  リビジョンが指定されれば、そのリビジョン以降の変更は退避されます。
 
3405
 
 
3406
  複数のアイテムを退避することができ、デフォルトでは、
 
3407
  'unshelve'は最近shelveされた変更を復元します。
 
3408
 
 
3409
:関連項目: `unshelve`_
 
3410
 
 
3411
sign-my-commits
 
3412
===============
 
3413
:目的: 与えられたコミッターですべてのコミットに署名する。
 
3414
:使い方:   bzr sign-my-commits [LOCATION] [COMMITTER]
 
3415
 
 
3416
:オプション:
 
3417
  --dry-run      実際に署名しない。
 
3418
                 署名されるリビジョンを表示するだけ。
 
3419
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3420
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3421
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3422
 
 
3423
:説明:
 
3424
  位置が指定されなければローカルツリーが使用されます。
 
3425
  コミッターが指定されなければデフォルトのコミッターが使用されます。
 
3426
 
 
3427
  これはすでにシグネチャを持つコミットには署名しません。
 
3428
 
 
3429
 
 
3430
 
 
3431
split
 
3432
=====
 
3433
:目的: ツリーのサブディレクトリを個別のツリーに分割する。
 
3434
:使い方:   bzr split TREE
 
3435
 
 
3436
:オプション:
 
3437
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3438
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3439
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3440
 
 
3441
:説明:
 
3442
  このコマンドは'rich-root' もしくは 'rich-root-pack'のように
 
3443
  リッチrootをサポートするフォーマットでターゲットツリーを生み出します。
 
3444
  これらのフォーマットは'dirstate-tags'のような初期のフォーマットに変換できません。
 
3445
 
 
3446
  TREEの引数は作業ツリーのサブディレクトリになります。
 
3447
  そのサブディレクトリは独自のブランチを持つ独立したツリーに変換されます。
 
3448
  トップレベルツリーのコミットは新しいサブツリーに適用されません。
 
3449
 
 
3450
 
 
3451
 
 
3452
status
 
3453
======
 
3454
:目的: ステータスの要約を表示する。
 
3455
:使い方:   bzr status [FILE...]
 
3456
 
 
3457
:オプション:
 
3458
  -S, --short           短いステータスインジケーターを表示する。
 
3459
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3460
  -V, --versioned       バージョン管理されたファイルだけを表示する。
 
3461
  --no-pending          未解決のマージを表示しない。
 
3462
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3463
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3464
  --show-ids            内部オブジェクトidを表示する。
 
3465
  -c ARG, --change=ARG  指定されたリビジョンで導入された変更を選択する。
 
3466
                        "help revisionspec"を参照。
 
3467
  -r ARG, --revision=ARG
 
3468
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
3469
 
 
3470
:説明:
 
3471
  これはバージョン管理されたファイルと未知のファイルを状態で
 
3472
  分類してレポートします。利用可能な状態は次のとおりです:
 
3473
 
 
3474
  added
 
3475
      作業ツリーでバージョン管理されているが以前のリビジョンではない。
 
3476
 
 
3477
  removed
 
3478
      以前のリビジョンでバージョン管理されているが作業コピーでは移動もしくは削除されている。
 
3479
 
 
3480
  renamed
 
3481
      以前のリビジョンから変更されたファイルのパス;
 
3482
      テキストも変更されていることがある。
 
3483
      これは親ディレクトリがリネームされたファイルを含む。
 
3484
 
 
3485
  modified
 
3486
      以前のリビジョン以降変更されたテキスト。
 
3487
 
 
3488
  kind changed
 
3489
      変更されたファイルの種類(たとえばファイルからディレクトリへ)。
 
3490
 
 
3491
  unknown
 
3492
      バージョン管理されていないかつ無視パターンにマッチしない。
 
3493
 
 
3494
  無視されるファイルを見るには'bzr ignored'を使用します。
 
3495
  ファイルテキストへの詳細な変更に関しては、'bzr diff'を使用します。
 
3496
 
 
3497
  --shortもしくは-Sは、Subversionのstatusコマンドに似た、
 
3498
  それぞれのアイテムに対するステータスフラグを提供することに注意してください。
 
3499
  svn -qと似たような出力を得るには、bzr status -SVを使用します。
 
3500
 
 
3501
  引数が指定されなければ、作業ディレクトリ全体のステータスが示されます。
 
3502
  さもなければ、指定されたファイルもしくはディレクトリのステータスのみが報告されます。
 
3503
  ディレクトリが渡されれば、そのディレクトリ内部のすべてに関するステータスが報告されます。
 
3504
 
 
3505
  1つのリビジョンの引数が渡されれば、ステータスはそのリビジョンに対して
 
3506
  2つの引数の場合は2つのリビジョンの間で算出されます。
 
3507
 
 
3508
:エイリアス:  st, stat
 
3509
:関連項目: `diff`_, `revert`_, `status-flags`_
 
3510
 
 
3511
 
 
3512
switch
 
3513
======
 
3514
:目的: チェックアウトのブランチを設定してupdateする。
 
3515
:使い方:   bzr switch TO_LOCATION
 
3516
 
 
3517
:オプション:
 
3518
  --force        ローカルコミットが失われていても切り替える。
 
3519
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3520
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3521
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3522
 
 
3523
:説明:
 
3524
  軽量チェックアウトに対して、これは参照されているブランチを変更します。
 
3525
  重量チェックアウトに対して、これはローカルコミットがなく、
 
3526
  バインドされたブランチがないことを確認して、
 
3527
  ローカルブランチを新しいロケーションのミラーにしてそれにバインドします。
 
3528
 
 
3529
  両方の場合において、作業ツリーはupdateされコミットされてない変更はマージされます。
 
3530
  ユーザーは望むのであればcommitもしくはrevertできます。
 
3531
 
 
3532
  マージの追加にはswithを使用する前にcommitもしくはrevertする必要があります。
 
3533
 
 
3534
  swithするブランチへのパスは現在のブランチの親ディレクトリに対して相対的に指定できます。
 
3535
  たとえば、現在/path/to/branchのチェックアウトの中にいるのであれば
 
3536
  'newbranch'を指定すれば/path/to/newbranchでのブランチが発見されます。
 
3537
 
 
3538
  ローカルに設定されていない限りバインドされたブランチはマスターブランチのニックネームを使用します。
 
3539
  この場合、switchを行うとローカルのニックネームはマスターのものに更新されます。
 
3540
 
 
3541
 
 
3542
tag
 
3543
===
 
3544
:目的: リビジョンを名づけっるタグを作成、削除もしくは修正する。
 
3545
:使い方:   bzr tag TAG_NAME
 
3546
 
 
3547
:オプション:
 
3548
  --force               既存のタグを置き換える。
 
3549
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3550
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3551
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3552
  -d ARG, --directory=ARG
 
3553
                        タグを設置するブランチ
 
3554
  -r ARG, --revision=ARG
 
3555
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
3556
  --delete              置き換えるよりもタグを削除する。
 
3557
 
 
3558
:説明:
 
3559
  タグはリビジョンに人間が理解できる名前を与えます。
 
3560
  -r (--revision)オプションをとるコマンドは-rtag:Xに渡されます。
 
3561
  Xは以前作成されたタグです。
 
3562
 
 
3563
  タグはブランチに保存されます。
 
3564
  branch、push、pullもしくはmergeを行うときタグはあるブランチから他のブランチにコピーされます。
 
3565
 
 
3566
  --forceを渡さない限り、既存のタグ名を与えるとエラーになります。
 
3567
  この場合新しいリビジョンを示すようにタグは移動します。
 
3568
 
 
3569
  タグをリネームする(名前を変更するが同じリビジョンで維持する)には、
 
3570
  ``bzr tag new-name -r tag:old-name`` と ``bzr tag --delete oldname`` を実行します。
 
3571
 
 
3572
:関連項目: `commit`_, `tags`_
 
3573
 
 
3574
 
 
3575
tags
 
3576
====
 
3577
:目的: タグの一覧を表示する。
 
3578
:使い方:   bzr tags
 
3579
 
 
3580
:オプション:
 
3581
  --sort=ARG            異なる基準でタグをソートする。
 
3582
                        "alpha": 辞書式でタグをソートする(デフォルト)。
 
3583
                        "time": 年代順でタグをソートする。
 
3584
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3585
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3586
  -d ARG, --directory=ARG
 
3587
                        タグが表示されるブランチ。
 
3588
  --show-ids            内部オブジェクトidを表示する。
 
3589
  -r ARG, --revision=ARG
 
3590
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
3591
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3592
 
 
3593
:説明:
 
3594
  このコマンドはこれらが参照するタグ名とリビジョンのテーブルを表示します。
 
3595
 
 
3596
:関連項目: `tag`_
 
3597
 
 
3598
 
 
3599
testament
 
3600
=========
 
3601
:目的: リビジョンのtestament(署名のフォーム)を表示する。
 
3602
:使い方:   bzr testament [BRANCH]
 
3603
 
 
3604
:オプション:
 
3605
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3606
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3607
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3608
  --long                長いフォーマットのtestamentを生成する。
 
3609
  --strict              厳密なフォーマットのtestamentを生成する。
 
3610
  -r ARG, --revision=ARG
 
3611
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
3612
 
 
3613
 
 
3614
 
 
3615
unbind
 
3616
======
 
3617
:目的: 現在のチェックアウトを通常のブランチに変換する。
 
3618
:使い方:   bzr unbind
 
3619
 
 
3620
:オプション:
 
3621
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3622
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3623
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3624
 
 
3625
:説明:
 
3626
  unbindした後で、ローカルブランチは独立したものとして見なされ
 
3627
  その後のコミットはローカルのみで行われます。
 
3628
 
 
3629
:関連項目: `bind`_, `チェックアウト`_
 
3630
 
 
3631
 
 
3632
uncommit
 
3633
========
 
3634
:目的: 最後にコミットされたリビジョンを削除する。
 
3635
:使い方:   bzr uncommit [LOCATION]
 
3636
 
 
3637
:オプション:
 
3638
  --dry-run             実際には変更しない。
 
3639
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3640
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3641
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3642
  --force               すべての質問にyesと答える。
 
3643
  --local               チェックアウトのときローカルブランチからコミットのみを削除する。
 
3644
  -r ARG, --revision=ARG
 
3645
                        詳細は"help revisionspec"を参照。
 
3646
 
 
3647
:説明:
 
3648
  --verboseは削除されているものを表示します。
 
3649
  --dry-runはすべてのモーションを経験しますが、実際には何も削除しません。
 
3650
 
 
3651
  --revisionが指定されると、指定されたリビジョンでブランチをそのままにするために
 
3652
  リビジョンをuncommitします。たとえば、"bzr uncommit -r 15"はリビジョン15でのブランチを
 
3653
  そのままにします。
 
3654
 
 
3655
  uncommitは新しいコミットの準備ができている作業ツリーをそのままにします。
 
3656
  唯一行われる変更はコミット以前に存在していた追加マージをリストアすることです。
 
3657
 
 
3658
:関連項目: `commit`_
 
3659
 
 
3660
unshelve
 
3661
========
 
3662
:目的: shelveされた変更を復元する。
 
3663
:使い方Usage:   bzr unshelve [SHELF_ID]
 
3664
 
 
3665
:オプション:
 
3666
  -v, --verbose    詳細な情報を表示する。
 
3667
  -q, --quiet      エラーと警告だけ表示する。
 
3668
  -h, --help       ヘルプメッセージを表示する。
 
3669
 
 
3670
  アクション:
 
3671
    --apply        変更を適用してshelfから削除する。
 
3672
    --delete-only  変更を適用せずにそれらを削除する。
 
3673
    --dry-run      編子を表示するがそれらを適用もしくは除外しない。
 
3674
 
 
3675
:説明:
 
3676
  デフォルトでは、最近shelveされた変更が復元されます。
 
3677
  んまでパッチを指定したとしてもそれらの変更が代わりに復元されます。
 
3678
  変更がお互いに依存しないときにこれはもっとも良く機能します。
 
3679
 
 
3680
:関連項目: `shelve`_
 
3681
 
 
3682
 
 
3683
update
 
3684
======
 
3685
:目的: ブランチにコミットした最新コードにツリーを更新する。
 
3686
:使い方:   bzr update [DIR]
 
3687
 
 
3688
:オプション:
 
3689
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3690
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3691
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3692
 
 
3693
:説明:
 
3694
  このコマンドは作業ツリーでマージを実行し、衝突を生成することがあります。
 
3695
  ローカルの変更がある場合、updateを完了させるために
 
3696
  updateの後でそれらをコミットする必要があります。
 
3697
 
 
3698
  ローカルの変更を破棄したい場合、updateの後で'bzr commit'の代わりに
 
3699
  'bzr revert'を使用できます。
 
3700
 
 
3701
:エイリアス:  up
 
3702
:関連項目: `pull`_, `status-flags`_, `working-trees`_
 
3703
 
 
3704
 
 
3705
upgrade
 
3706
=======
 
3707
:目的: ブランチのストレージを現在のフォーマットにアップグレードする。
 
3708
:使い方:   bzr upgrade [URL]
 
3709
 
 
3710
:オプション:
 
3711
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3712
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3713
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3714
 
 
3715
  ブランチのフォーマット::
 
3716
 
 
3717
    --format=ARG        このブランチのフォーマットを指定する。"help formats"を参照。
 
3718
    --1.12-preview      ビューとコンテンツのフィルタリングをサポートする作業ツリーフォーマット。
 
3719
    --1.12-preview-rich-root
 
3720
                        rich-rootデータをサポートする1.12-previewのバリアント(bzr-svnに必要)
 
3721
    --1.6               スタックをサポートするリポジトリに基づいたブランチとパック。
 
3722
    --1.6.1-rich-root   スタックとリッチなrootデータをサポートするリポジトリに基づいた
 
3723
                        ブランチとパック(bzr-svnに必要)。
 
3724
    --1.9               btreeインデックスを使用するリポジトリに基づいたブランチとパック
 
3725
    --1.9-rich-root     btreeインデックスとリッチrootデータを使用する
 
3726
                        リポジトリに基づいたブランチとパック(bzr-svnに必要)。
 
3727
    --default           0.92の新しい機能: dirstate-tagsフォーマットリポジトリと
 
3728
                        互換性のあるデータを持つパックベースのフォーマット。
 
3729
                        0.92以前のbzrリポジトリと相互運用しますが
 
3730
                        bzr < 0.92では読むことができません。
 
3731
                        以前はknitpack-experimentalと呼ばれていました。
 
3732
                        詳細な情報は http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/packrepo.html を参照。
 
3733
    --development       現在の開発フォーマット。データをpack-0.92 (とpack-0.92と互換性のある)
 
3734
                        フォーマットリポジトリに変換できる。
 
3735
                        このフォーマットのリポジトリとブランチはbzr.devによってのみ読み込みできます。
 
3736
                        使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-repo.html を参照して頂くようお願いします。
 
3737
    --development-subtree
 
3738
                        現在の開発フォーマットで、subtreeバリアント。
 
3739
                        データをpack-0.92-subtree(とpack-0.92-subtreeと互換性のある)
 
3740
                        フォーマットリポジトリに変換できる。
 
3741
                        このフォーマットのリポジトリとブランチはbzr.devでのみ読み込みできる。
 
3742
                        使用する前に http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/development-
 
3743
                        repo.html をご覧いただくようお願いします。
 
3744
    --dirstate          0.15の新しいフォーマット: 速いローカルオペレーション。
 
3745
                        ネットワークを通したアクセスのときbzr 0.8とそれ以降と互換性がある。
 
3746
    --dirstate-tags     0.15の新しいフォーマット: 速いローカルオペレーションで
 
3747
                        ネットワークオペレーションに関するスケーリングを改善。
 
3748
                        タグのサポートを追加。bzr < 0.15とは互換性がない。
 
3749
    --knit              knitsを使用するフォーマット。bzr <= 0.14との相互運用に推奨。
 
3750
    --metaweave         0.8での暫定フォーマット。knitよりも遅い。
 
3751
    --pack-0.92         0.92の新しいフォーマット: dirstate-tagsフォーマットリポジトリと
 
3752
                        互換性のあるデータを持つパックベースのフォーマット。
 
3753
                        0.92以前のbzrリポジトリと相互運用できるがbzr < 0.92.によって読み込みできない。
 
3754
                        以前はknitpack-experimentalと呼ばれていた。
 
3755
                        詳細な情報に関しては、 http://doc.bazaar.canonical.com/latest/developers/packrepo.html を参照。
 
3756
    --rich-root         1.0の新しいフォーマット。ツリーrootのベターな扱い。
 
3757
                        bzr < 1.0と互換性がない。
 
3758
    --rich-root-pack    1.0の新しいフォーマット: rich-rootデータをサポートする
 
3759
                        pack-0.92のバリアント(bzr-svnに必要)。
 
3760
    --weave             0.8以前のフォーマット。knitよりも遅く
 
3761
                        チェックアウトもしくは共用リポジトリをサポートしない。
 
3762
 
 
3763
:説明:
 
3764
  ときどきこのコマンドを実行するにcheckコマンドもしくはbzrの開発者がアドバイスすることがあります。
 
3765
  デフォルトフォーマットが変更されたときアップグレードする他のオペレーションの実行中に警告されることもあります。
 
3766
 
 
3767
:関連コマンド: `check`_
 
3768
 
 
3769
 
 
3770
version
 
3771
=======
 
3772
:目的: bzrのバージョンを表示する
 
3773
:使い方:   bzr version
 
3774
 
 
3775
:オプション:
 
3776
  --short        バージョン番号だけを表示する。
 
3777
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3778
  -q, --quiet    エラーと警告だけ表示する。
 
3779
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3780
 
 
3781
 
 
3782
 
 
3783
version-info
 
3784
============
 
3785
:目的: このツリーに関するバージョン情報を表示する。
 
3786
:使い方:   bzr version-info [LOCATION]
 
3787
 
 
3788
:オプション:
 
3789
  --all                 すべての入手可能な情報を含める。
 
3790
  -v, --verbose         詳細な情報を表示する。
 
3791
  --check-clean         ツリーがクリーンであるかチェックする。
 
3792
  --include-history     リビジョンの履歴を含める。
 
3793
  -q, --quiet           エラーと警告のみを表示する。
 
3794
  --template=ARG        出力用のテンプレート。
 
3795
  --include-file-revisions
 
3796
                        それぞれのファイルに対する最終リビジョンを含める。
 
3797
  -h, --help            ヘルプメッセージを表示する。
 
3798
 
 
3799
  フォーマット::
 
3800
    --format=ARG        出力フォーマットを選択する。
 
3801
    --custom            カスタムテンプレートベースのフォーマットでのバージョン情報。
 
3802
    --python            Pythonフォーマットでのバージョン情報。
 
3803
    --rio               RIOフォーマット(シンプルなテキスト)でのバージョン情報(デフォルト)。
 
3804
 
 
3805
:説明:
 
3806
  バージョンに関する情報をアプリケーションのソースコードに追加するために
 
3807
  このコマンドを使用できます。出力のフォーマットはサポートされているもの1つか
 
3808
  テンプレートに基づいてカスタマイズされたものです。
 
3809
 
 
3810
  例::
 
3811
 
 
3812
    bzr version-info --custom \
 
3813
      --template="#define VERSION_INFO \"Project 1.2.3 (r{revno})\"\n"
 
3814
 
 
3815
  現在のリビジョン番号を含むフォーマットされた文字列でCヘッダファイルを生成します。
 
3816
  テンプレートでのサポートされた他の変数は次のとおりです:
 
3817
 
 
3818
    * {date} - 最終リビジョンの日付
 
3819
    * {build_date} - 現在の日付
 
3820
    * {revno} - リビジョン番号
 
3821
    * {revision_id} - リビジョンid
 
3822
    * {branch_nick} - ブランチのニックネーム
 
3823
    * {clean} - ソースコードがコミットされていない変更を含むときは0でそれ以外は1
 
3824
 
 
3825
 
 
3826
 
 
3827
whoami
 
3828
======
 
3829
:目的: bzrのユーザーidを表示もしくは設定する。
 
3830
:使い方:   bzr whoami [NAME]
 
3831
 
 
3832
:オプション:
 
3833
  --email        Eメールアドレスのみ表示する。
 
3834
  -v, --verbose  詳細な情報を表示する。
 
3835
  -q, --quiet    エラーと警告のみを表示する。
 
3836
  --branch       グローバルの代わりに現在のブランチ用のIDを設定する。
 
3837
  -h, --help     ヘルプメッセージを表示する。
 
3838
 
 
3839
:例:
 
3840
    現在のユーザーのEメールを表示する::
 
3841
 
 
3842
        bzr whoami --email
 
3843
 
 
3844
    現在のユーザーを設定する::
 
3845
 
 
3846
        bzr whoami "Frank Chu <fchu@example.com>"
 
3847
 
 
3848
 
 
3849
 
 
3850