~bzr-pqm/bzr/bzr.dev : contents of doc/ja/user-guide/configuring

~bzr-pqm/bzr/bzr.dev : (revision 6158)

4634.99.1 by Naoki INADA import doc-ja rev90	1	Bazaarを設定する
	2	==================
	3
	4	Bazaarにあなたの名前を教える
	5	-----------------------------
	6
	7	バージョン管理システムの機能の1つは誰が何を変更したのかを追跡することです。
	8	分散型のシステムでは、その機能を実現するためにグローバルにユニークな\
	9	それぞれの著者のための識別子が必要です。
	10	大抵の人はそれらの1つを持っています: Eメールアドレスです。
	11	Bazaarはあなたのユーザー名とホスト名を探し出してEメールアドレスを自動的に\
	12	生成します。
	13	Bazaarが行う推測を望まないのであれば、あなたが望む識別子を設定するために
	14	``whoami`` コマンドを使います::
	15
	16	% bzr whoami "Your Name <email@example.com>"
	17
	18	``whoami`` は引数なしで使われると、現在の値が表示されます。
	19
5875.1.1 by INADA Naoki Update Japanese docs.	20
	21	.. Using a network proxy
	22
	23	ネットワークプロクシを使う
	24	---------------------------
	25
	26	ネットワークが外部への接続に HTTP プロクシを必要とする場合、
	27	``http_proxy`` という環境変数を設定しなければなりません。
	28	https 接続にもプロクシが必要なら、 ``https_proxy`` も設定しなければなりません。
	29	プロクシが必要なのにこれらの環境変数が設定されていない場合、
	30	Launchpad やその他の外部のサーバーへの接続ができなかったりタイムアウトしたりします。
	31
	32	Unix では、たいていこれらの設定は ``/etc/environment`` か
	33	``~/.bash_profile`` に書いて、 Windows ではたいていユーザープロファイルで
	34	設定します。
	35
	36	::
	37
	38	http_proxy=http://proxy.example.com:3128/
	39	https_proxy=http://proxy.example.com:3128/
	40
	41	The ``no_proxy`` variable can be set to a comma-separated list of hosts
	42	which shouldn't be reached by the proxy. (See
	43	<http://docs.python.org/library/urllib.html> for more details.)
	44
	45	``no_proxy`` という環境変数に、プロクシを利用しないで到達するホスト名の
	46	リストをカンマ区切りで設定できます。
	47	(詳細は <http://docs.python.org/library/urllib.html> を参照してください)
	48
	49
	50	.. Various ways to configure
	51
	52	いろいろな設定方法
	53	-------------------------
	54
	55	上の例で示したように Bazaar を設定する方法はたくさんありますが、
	56	全てに共通している属性があります。オプションは全て以下のように
	57	なっています。
	58
	59	- 名前は有効な Python の識別子です。
	60
	61	- a value which is a string. In some cases, Bazaar will be able
	62	to recognize special values like 'True', 'False' to infer a
	63	boolean type, but basically, as a user, you will always specify
	64	a value as a string.
	65
	66	- 値は文字列です。いくつかの場面では、真偽値を得るために Bazaar は `True`,
	67	`False` のような特別な値を認識しますが、基本的にはユーザーは値として
	68	ただの文字列を渡します。
	69
	70	オプションはコンテキストによってグループ化されており、オプション名は
	71	そのコンテキスト内ではユニークに識別することができます。
	72	必要な場合、オプションは設定ファイルに保存され永続化されます。
	73
	74
4634.99.1 by Naoki INADA import doc-ja rev90	75	設定ファイル
	76	-------------
	77
5875.1.1 by INADA Naoki Update Japanese docs.	78	設定ファイルは Unix の場合 ``$HOME/.bazaar`` に、 Windows の場合
5875.1.1 by INADA Naoki Update Japanese docs.	79	``C:\Documents and Settings\<username>\Application Data\Bazaar\2.0`` にあります。
4634.99.1 by Naoki INADA import doc-ja rev90	80	この場所には3つの主要な設定ファイルがあります:
	81
	82	* ``bazaar.conf`` はデフォルトの設定オプションを記述します。
	83
	84	* ``locations.conf`` は特定のブランチの位置を記述しますd
	85
	86	* ``authentication.conf`` はリモートサーバーのためのクレデンシャルな情報を記述します
	87
	88	それぞれのブランチも特定の値をそのブランチに設定する設定ファイルを含みます。
	89	このファイルはブランチの中の ``.bzr/branch/branch.conf`` で見つかります。
	90	このファイルはブランチのすべてのユーザーに見えます。
	91	あなたに固有の設定を持つブランチのための値の1つを上書きしたいのであれば、
	92	``locations.conf`` でそれを行うことができます。
	93
	94	``whoami`` コマンドを使用してEメールアドレスを設定した後の ``bazaar.conf`` の内容のサンプルは次のとおりです::
	95
	96	[DEFAULT]
	97	email = Your Name <email@example.com>
	98
	99	サポートされる構文と構成設定の詳細については、
5875.1.1 by INADA Naoki Update Japanese docs.	100	Bazaar のユーザーリファレンスの
	101	`構成設定 <../user-reference/index.html#configuration-settings>`_
	102	の項目を参照してください。
	103
	104
	105	.. Looking at the active configuration
	106
	107	アクティブな設定を確認する
	108	-----------------------------------
	109
	110	現在定義されている全てのオプションを確認するには、次のコマンドを実行します。 ::
	111
	112	bzr config
	113
	114	``bzr`` は設定オプションをどこから取得するかを決定するためのいくつかのルールを
	115	持っています。
	116
	117	現在のポリシーでは、以下の順序でマッチする定義を設定ファイルから探します。
	118
	119	* 最初に ``location.conf`` の中の、セクション名が場所(作業ツリー、ブランチ、
	120	リモートブランチ)にマッチするセクションが探されます。
	121
	122	* 次に現在の ``branch.conf`` が探されます。
	123
	124	* 次に ``bazaar.conf`` が探されます。
	125
	126	* 最後に、いくつかのオプションはコード中で定義されたデフォルト値が設定され、
	127	この設定は ``bzr config`` には表示されません。
	128	(`構成設定 <../user-reference/index.html#configuration-settings>`_
	129	を参照してください。)
	130
	131	この動作は、 ``bzr config`` を引数なしで実行すると理解しやすいはずです。
	132	このコマンドを実行すると次のような表示をします。 ::
	133
	134	locations:
	135	post_commit_to = commits@example.com
	136	news_merge_files = NEWS
	137	branch:
	138	parent_location = bzr+ssh://bazaar.launchpad.net/+branch/bzr/
	139	nickname = config-modify
	140	push_location = bzr+ssh://bazaar.launchpad.net/~vila/bzr/config-modify/
	141	bazaar:
	142	debug_flags = hpss,
	143
	144	各オプション定義のグループの前に表示されているスコープが、
	145	そのオプションを定義している構成設定ファイルを表しています。
	146
	147
	148	.. _modifying-the-active-configuration:
	149
	150	有効な設定を変更する
	151	----------------------------------
	152
	153	オプションに値を設定するには::
	154
	155	bzr config opt=value
	156
	157	オプションの利用を止めるには::
	158
	159	bzr config --remove opt
4634.99.1 by Naoki INADA import doc-ja rev90	160
	161
	162	ルールベースのプリファレンス
	163	-----------------------------
	164
	165	いくつかのコマンドとプラグインは特定のパターンにマッチするファイルのカスタムの処理機能を提供します。
	166	ユーザーごとにルールベースのプリファレンスが ``BZR_HOME/rules`` で定義されます。
5875.1.1 by INADA Naoki Update Japanese docs.	167
4634.99.1 by Naoki INADA import doc-ja rev90	168	ルールが検索される検索方法と関連ファイルの詳細な構文に関する詳細については、
5875.1.1 by INADA Naoki Update Japanese docs.	169	Bazaarのユーザープリファレンスの `ルール <../user-reference/index.html#rules>`_
	170	の項目を参照してください。
	171
	172
	173	.. _escaping-command-lines:
	174
	175	コマンドラインのエスケープ
	176	--------------------------------
	177
	178	設定ファイルの中にプログラム名やコマンドラインを記述する場合、特殊な文字や
	179	スペースをその中に含めるためにクォートすることができます。
	180	同じルールが全てのプラットフォームで有効です。
	181
	182	そのルールとは、ダブルクォートで囲まれた文字列はスペースが含まれていたとしても
	183	1つの「語」として認識され、クォート文字をクォートの中に含めるためにバックスラッシュ
	184	(訳注: 日本語環境では多くの場合バックスラッシュではなく円記号(ASCII文字の0x5c)です)
	185	を使います。例えば::
	186
	187	BZR_EDITOR="C:\Program Files\My Editor\myeditor.exe"