~bzr-pqm/bzr/bzr.dev

4634.99.1 by Naoki INADA
import doc-ja rev90
1
スマートサーバーを稼働させる
2
============================
3
4
BazaarはHTTP、FTPもしくはSFTPを通して動作するので特化したサーバーは\
5
必須ではありません。
6
SSH、inetd、もしくは専用モードで起動できるスマートサーバー(smart server)\
7
の選択肢があります。
8
9
ダムサーバー
10
-------------
11
12
HTTP、FTP、SFTPとHTTP-WebDAVを"ダム(dumb)"サーバーとして記述します。
13
これらはBazaarに支援を提供しないからです。
14
これらのプロトコルのどれかを通してBazaarリポジトリを利用できるようにする場合、
15
Bazaarはリモートからの読み込みを許可します。
16
実行しているBazaarコマンドの中でブランチへのURLを入力するだけです。::
17
5050.22.1 by John Arbash Meinel
Lots of documentation updates.
18
    bzr log http://bazaar.launchpad.net/~bzr-pqm/bzr/bzr.dev
4634.99.1 by Naoki INADA
import doc-ja rev90
19
20
BazaarはFTP、SFTPと(プラグインを通した)HTTP-WebDAVを通した書き込みをサポートします。
21
22
ハイパフォーマンスなスマートサーバー
23
-------------------------------------
24
25
ハイパフォーマンスなスマートサーバー(hpss - high-performance smart server)は\
26
いくつかのオペレーションをダムサーバーよりも遙かに高速に実行します。
27
開発者がパフォーマンスのチューニングを継続するので、将来のリリースでは\
28
スマートサーバーを利用することで改善されるオペレーションの範囲は増えます。
29
30
高度なセキュリティの維持を可能にするために、
31
デフォルトでは現在のスマートサーバーはリードオンリーになります。
32
読み込みと書き込み権限を有効にするには、 ``--allow-writes`` で動かします。
33
SSHアクセスメソッドを利用するとき、bzrは ``--allow-writes`` オプションで\
34
自動的に実行します。
35
36
次はスマートサーバーの代替の設定方法を説明します。
37
38
SSH
39
~~~
40
5875.1.1 by INADA Naoki
Update Japanese docs.
41
SSHを通してBazaarを利用する際にサーバー上の特別な設定は必要ありません。
42
サーバーに Bazaar がインストールされていれば、 ``bzr+ssh`` の URL を
43
利用することができます。 例::
44
45
    bzr log bzr+ssh://host/path/to/branch
46
47
`bzr` がサーバーのシステムワイドな場所にインストールされていない場合、
48
リモートの `bzr` がどこにあるかをローカルの `bzr` に教える必要があるかも
49
しれません。 ::
4634.99.1 by Naoki INADA
import doc-ja rev90
50
51
    BZR_REMOTE_PATH=~/bin/bzr bzr log bzr+ssh://host/path/to/branch
52
53
``BZR_REMOTE_PATH`` 環境変数はリモートシステムで `bzr` が起動する方法を調整します。
54
デフォルトでは単に `bzr` として起動するので、 `bzr` 実行ファイルはデフォルトの\
55
検索パス上にあることが要求されます。
5875.1.1 by INADA Naoki
Update Japanese docs.
56
この設定を場所ごとの設定ファイルである ``locations.conf`` に書いて
57
永続化することもできます。
4634.99.1 by Naoki INADA
import doc-ja rev90
58
5875.1.1 by INADA Naoki
Update Japanese docs.
59
SFTP と同じく、 ``~`` で始まるパスはホームディレクトリからの相対パスになります。
60
例えば ``bzr+ssh://example.com/~code/proj`` のようになります。
61
加えて、 ``~user`` は user のホームディレクトリからの相対パスになります。
4634.99.1 by Naoki INADA
import doc-ja rev90
62
63
inetd
64
~~~~~
65
66
この例では ``/srv/bzr/repo/branchname`` にブランチがある ``/srv/bzr/repo`` 内の
67
共用リポジトリ用に専用ユーザーの `bzruser` で `bzr` を実行する方法を示しています。
68
69
inetdからBazaarサーバーを動かすにはinetd.confエントリが必要です::
70
5875.1.1 by INADA Naoki
Update Japanese docs.
71
    4155  stream  TCP  nowait  bzruser  /usr/bin/bzr /usr/bin/bzr serve --inet --directory=/srv/bzr/repo
4634.99.1 by Naoki INADA
import doc-ja rev90
72
73
クライアントコマンドを実行するとき、提供するURLは
74
inetd.confに渡される ``--directory`` オプションに相対的な `bzr://` です::
75
76
    bzr log bzr://host/branchname
77
5875.1.1 by INADA Naoki
Update Japanese docs.
78
可能であれば、 ``~`` や ``~user`` で始まるパスは ``bzr+ssh`` と同じように展開されますが、
79
``bzr serve`` に指定された ``--directory`` オプションの外にあるホームディレクトリには
80
アクセスできません。
81
4634.99.1 by Naoki INADA
import doc-ja rev90
82
専用サーバー
83
~~~~~~~~~~~~~
84
85
このモードはinetdモードと同じパスとURLのふるまいを持ちます。
86
特定のユーザーとして実行するには、 ``su`` を使うもしくはそのユーザーとしてログインします。
87
88
この例では公式のポート番号の `4155` 上でbzrを稼働しすべてのインターフェイス上でリスンします。
89
これによってポート `4155` 上のマシンに到達できる世界のどこからでも接続できます。
90
91
サーバー::
92
93
    bzr serve --directory=/srv/bzr/repo
94
95
クライアント::
96
97
    bzr log bzr://host/branchname
98
99
この例では `localhost` のポート `1234` で ``bzr serve`` が実行されます。
100
101
サーバー::
102
103
    bzr serve --port=localhost:1234 --directory=/srv/bzr/repo
104
105
クライアント::
106
107
    bzr log bzr://localhost:1234/branchname
108